【介護職】ケアマネージャーの退職者が多い理由。対策方法

新人のケアマネージャーが退職してしまうのは何故でしょうか?

今や資格の合格率は10%まで厳しくなっている有資格者の心が、どうして折れてしまうのでしょうか。

ちょっと辛いテーマですが、本記事ではそれについて書いてみたいと思います。

退職を検討している方や、介護業界に興味がある方はぜひ御覧ください。

試験に合格から挫折までの流れ

ケアマネ資格合格(絶頂期?)

ご存知の通り、ケアマネージャーの資格は今や狭き門で、合格率10%の非常に難関な資格となりました。

87時間の実務研修をクリアし、新人のケアマネージャー達は意気揚々と世に羽ばたいていくわけです。

ところが、多くの新人ケアマネージャーは、以下に書く数多くの「困難」によっていきなり躓きます。

覚えること多すぎ問題

まず最初にやってくる困難は、覚えなければならないことが多すぎるということです。

ケアマネージャーは利用者さんの困りごとや家族の悩みを解決するために相談訪問するわけですが、当然ながら色々なことを聞かれます。

しれに対して適切に回答することはもちろんですが、色々なことを提案する必要もあります。

まずは介護保険制度、障害に対応する制度を覚えていかないといけません。

ケアマネージャーは介護保険制度という中でやっていますので、介護サービスでは介護度によって使えるサービス使えないサービスがあったり、

「●●とかこういった場合は介護制度を使えますよ~、 ヘルパーを使えますよ~使えませんよ~」などなどルールに従って提案しなくてはいけません。

それに加えて、地域によってローカルルールがあったりするのでより複雑です。

デイサービスひとつとっても、市内に何百箇所という施設がありますが、

  1. 短時間なのか
  2. 一日なのか
  3. 食事を提供するか
  4. リハビリができるか
  5. こじんまりとした家庭的な雰囲気のところか
  6. 送迎範囲

などなどの特徴があります。

これらをふまえ、利用者の悩み・希望を聞きながら適切なアドバイスや提案をしていくわけですが、そもそも自分の中にある社会資源の引き出しや知識がないと提案のしようが ないわけですから、膨大な情報を頭に入れておかないといけないのです。

とはいえ新人ケアマネージャーにそれら全ての知識を包括的に理解するというのは難易度が高いため結果として挫折感を味わうことになります。

前任者と比較される

場合によっては、前のケアマネージャーから担当を引き継いだ場合もあるでしょう。

この場合「前のケアマネージャーはすぐ答えてくれたんですけどね~」などと言われることもあり自分の力のなさを痛感することがあります。

書類作成多すぎ問題

書類の多さもケアマネージャーにとって大きな負担となります。

一つアクションがあれば全て書類作成の処理が発生するのがケアマネージャーです。

例えば

  1. アセスメントシート
  2. ケアプラン
  3. モニタリング記録
  4. 支援経過記録

ですね。

プラン内容などが変われば全てアセスメントから始まって、この一連の流れを繰り返していくことになります。

ベテランケアマネージャーでも効率よく書類を処理するのは難しいので、要領の悪い新人ケアマネージャーにとっては絶望的。

土日出勤や残業は当然のようになってきます。

クレーマーや問題の対応

利用者はもちろん、その家族や支援困難事例というのがあってなかなか一筋縄ではいかないことがあります。

虐待認知症、ゴミ屋敷などサービス提供拒否事例 があります。

悪徳商法や同居の息子が経済的虐待をしている場合などなど..色々な難しいケースというのが山ほどあって、新人ケアマネージャーはとてもじゃないですが一人で対処するのは非常に困難です。

こういった事例と向き合うと、少しずつ精神的に辛くなってくるものです。

併設施設からの圧力

事業者にもよりますが併設のデイサービス経営者から「もっと利用者をつれてこい」という圧力がかかる場合もあります。

ケアマネージャーとしては 利用者ごとに適切な施設を提案したいと言う思いはありつつも、上司からの圧力があれば従わざるを得ない場合もあり、プロとしてのプライドと良心の呵責にさいなまれることになります。

真面目なケアマネほど消耗する

利用者は休みでも時間が5時以降6時以降であっても、待ったなしで相談の電話をかけてくることがあります。

緊急の場合には深夜に電話がかかることも。

こういった電話に対して、真面目なケアマネージャーほど身を粉にして自分の時間を割いてでも利用者の対応に追われることになります。

結果として残業や休日出勤が重なってくるということです。

退職へ

ここまで、ケアマネージャーの苦しみや大変さを書いてきました。

多くのケアマネージャーが、自分が当初思い描いた希望や期待 花泡と消えていくことによって現実の辛さを思い知り、そのまま退職に至ります。

しかし、職場に理解のある上司や先輩がいれば、精神的・物理的なフォローが期待でき、回復していくことができます。

理解がない上司や頼れる先輩がいない悪い職場の場合や、ケアマネージャーが1人しかいないような 職場の場合は、回復することができず退職の道を進んでしまうのです。

ケアマネージャーとして仕事を続けたいのであれば、最初の施設選びは慎重に慎重を重ねるべきであるとも言えますね。

職場はしっかりと選ぼう

良い上司・良い先輩に恵まれるには、まず良い施設に入ることが大切ですから、当ブログで紹介しているような求人サイトを使ってみることも有効でしょう。

 

以上、ケアマネージャーが退職に追い込まれるまでの流れを書いてみました。

参考になりましたら幸いです。

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