介護業界は楽に転職できるって本当?現役介護士が語る現実

介護業界は楽に転職できると言われがちですが、現実はどうなのか?

現役の介護士がぶっちゃけて書いて見たので、これからこの業界に入ろうとしている方や、介護業界内で転職を考えている方はぜひご覧ください!

介護業界は人手不足って本当?

いきなり表題の答えになりますが、介護業界は人手不足です。

就職求人雑誌を見てみると、特集は医療・福祉ばかり。

求人ページは圧倒的に介護施設の求人が多く、ページの厚さが分厚い事が分かります。

例によって厚生労働省のデータも参照して見ましょう。↓

・厚生労働省調査 介護職有効求人倍率

  • 平成19年 2.10
  • 平成20年 2.20 ~ 平成24年
  • 1.73 平成25年 1.91

・介護職 就職件数

  • 平成19年 83.735
  • 平成20年 98.032
  • 平成24年 172.428
  • 平成25年 171.907

「厚生労働省HP 介護労働の現状PDF 参考URL https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12602000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Roudouseisakutantou/0000071241.pdf

求人倍率と就職件数の大きい箇所を取り上げてみました。

約10年前の件数や倍率と今を比較すると、当時より今は就職件数が多数で、倍率が低い(就職しやすい)事が分かります。

10年前に介護の倍率が高かった理由

約10年前は、就職氷河期を抜け団塊の世代が退職を迫られた時期であり(早期退職などの要因もあり)、失職後のセカンドキャリアとして介護職が選ばれたからだと思います。

さらに、この頃専門学校では介護福祉士養成学校が、卒業と同時に介護福祉士を取得することができる最後の世代が、資格を狙って入学をした、卒業をしたためではないかと考えられます。

実際に私もその一人でした。

施設では東南アジアからの研修生も増えたこともあり、ちょっとした介護職ブームを迎えたからではないかとも言えます。

介護職は多種多様に変化した

さて、介護職の現状は10年前に比べるとどう変わったのでしょうか。

まずは、高齢者施設が増えました。

加えてサービスも多種多様になったので選択肢が増えています。

例えば10年前には少なかった「サービス付き高齢者住宅」の台頭や、「介護付き有料老人施設」の登場。

介護士の資格も、非常に取得しやすくなりました。

こういった背景から、「介護で就職はいっぱいある、就職は楽だ」というイメージが介護職に定着していったのでしょう。

就職できても継続が難しい業界

介護の就職の難易度は企業全体から言うと高くないと思いますが、継続するとなると話は別です。

就職してから3日持たずやめてしまう人も方が多いです。

私は施設の面接官でもあるので分かってきたのですが..

「介護業界は楽に就職できる」

という人ほど続かないものです。

続く人は、入居所様をいかなる状況でもお客様として尊重する姿勢を持っています。

介護職を甘く考えている人の多くは基本的に「介護してやっているんだから」という考えが必ず染み付いているので、気に入らない事があると「やめてやるッ」となるのでしょう。

また、気持ちだけが一人前の人も長くは続きません。

介護業界は特殊な世界です。

知識やスキルを身につけないとやってはいけない職種です。

経験者の解除を見ていると楽にやっているように見えるかもしれませんが、それは経験豊富だからこそ醸し出せる余裕があるからです。

実情は常に危険と緊張の隣り合わせにいるわけなので、かなりの緊張状態にあることは間違いありません。

それが、介護の現場なのです。

就職前に一度経験することも大切

介護の世界がいかに甘いものではないか、まだ分からないと感じる方は、施設にボランティアへ出向いてみると良いでしょう。

職員の仕事ぶりをこの目で見てくることで、誰しもが簡単に業務をこなせるものでは無いと痛感するでしょう。

業務を覚え、現場で実践し、失敗し、振り返って次回に生かすことが、介護技術の取得につながります。

毎日の積み重ねが生きてくるというものです。

介護業界の大変な部分を中心に書いてみましたが、達成感・充実感をこれだけ毎日味わえる職場もそう多くはないと思います。

「介護業界は楽だ」

なんて妄想は捨てて、ぜひ良い職場に出会って、長く働ける介護士になってほしいと思います。

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