介護業界は楽しい?楽しくない?介護士がぶっちゃけます

介護の仕事はハッピーで楽しいか・・ときかれてハッキリと「ハイ」とはいえません。

しかし、「ノー」とも言えません笑

現役の介護士が、このテーマについてぶっちゃけて色々書いてみたいと思います。

介護をしていて楽しいこと

介護の楽しさ、それはやっぱりおじいちゃんおばあちゃんたちが可愛いって事です。

と言っても、これはきっと「一線を越えた」介護士がたどり着く境地なのかもしれません。

新人さんが介護をするとなると、可愛いって思う暇もなく

  • 「しんどいし辞めたい」
  • 「もっと他の仕事したい」
  • 「なんでこんな仕事しているんだろう」
  • 「腰もいたいし、認知症ってむかつく」

と思うこともあるでしょう。

なかにはプライドだけ高くて家族もクレーマーで超ひねくれた高齢者もいます。

そういう時は、介護スタッフも人間なので気持ちがささくれだったものです。

命を意識した時に見え方が変わる

最初は誰でも苦しい精神状態に陥るものですが、経験を積んでいくと見え方が変わるものです。

ひねくれてクレーマーでクセのある人が亡くなった時、「せいせいした!!」という気持ちが沸くか?というと、そんな事はありません。

  • 「もっとこうしてあげればよかった」
  • 「もう一回会いたい」
  • 「なんでこういう態度とっちゃったんだろう・・」

と私たち介護スタッフの心にひっかかりを残していきます。

このひっかかりは、コンクリートのヒビに水が染み込んでいくようにずっとずっと心の中でじわじわと広がっていきます。

このじわじわとした気持ちや後悔を「やさしさ」に変換できたとき、または老齢になるということを心から理解できたときに

「介護って楽しい!! イヤなこともあるけど、尊くて素晴らしい」

と思えるようになるのです。

「ま~、そういうこともあるよね。」
「シワだらけの顔で歯もないけど、笑うととってもかわいいよ」
「何度でも同じ答え答えてあげるよ」
「浮腫ってオシッコでないより、出るほうがいいよね~よかった」

と、楽観的で楽しく、ご老人ってかわいいな、と思いながら介護職に従事できるようになるのです。

介護の大変なこと、楽しくないこと

経験の浅い人ほど

  • 「もう何度も同じこと言わないで!」
  • 「早く自分でやって」
  • 「またトイレ?オムツの中でしてよ・・」
  • 「私は今これしているんだから、後にして!!」

と思い、「介護は大変!楽しくない!」と思う事があるでしょう。

ベテラン介護員だって人間なので、腹がたつ事はあります。

理不尽に傷付けられたり、入所者からセクハラを受けるケースも稀にあるようです。

大変!楽しくない!を変えるには

楽しくない、辛いと感じている方は、考え方を変える事が大切だと思います。

「自分の思うように相手を動かそう」とすると、介護は大変で楽しくないものになります。

子育てと一緒で、一人一人の高齢者主体で考えて介護をしていきましょう。

腹が立つ事があった時に、それを「笑い」に変える能力があれば、介護は楽しくなります。

むしろ、大きなトラブルであるほど、思い出深いネタになります。

私の先輩から聞いたエピソード

認知症で易怒性がある利用者さまが、怒って自分の排泄物を投げてきたことがあったんです。

先輩の制服にべったりとつきました。

そのときに先輩は

「ストラ~~イク!!バッタ―アウト!!」

とガッツポーズ。そして

「〇〇さ~~ん。あと2人ストライク出さないと選手交代できませんよ~。

ほら、あの女の人を今度はねらってごらん」

とニコニコしながら言ったんです。

そうしたら、思わず利用者さんも周りのスタッフも笑いがこぼれたんですね。

私の介護エピソード

施設入所中、帰宅願望がひどくて30分おきくらいに娘さんに電話し「家に帰るから迎えにきなさい」と怒る利用者さんがいました。

そこで、スタッフは個室の内線電話を使用し、娘さんのフリをして対応し、その場を凌いでいました。

「今、自宅の改修をしているの。だからリハビリがんばってね。3か月後には帰れるから我慢してね」

こんな感じです。

ある人員不足の日・・・電話対応できる女性スタッフはほぼいない日のこと。

例の入所者さんが鳴らす内線電話。

途方にくれ、やむを得ず若い「男性」介護士が対応しました。

「もしもし、あたしよ。お母さん。今日あたし今からそっちにいこうと思うの」

とひっくり返った裏声で対応をしたところ、利用者様は一瞬黙ったのちに大爆笑。

「あなた・・娘じゃないわね。いつもこの電話はおかしいと思っていたのよ!」

と・・・

それでも男性スタッフも引き下がりません。

「バレちゃった?〇〇さんが帰りたい帰りたいいうからさ・・でも・・リハビリしたり、娘さんの仕事が落ちつくまでもう少し時間かかるじゃん・・」

と電話で本音を話し出したのです。

それから何がおきたかというと・・

ときどき男性スタッフと電話で長話をするようになったのです。

女性スタッフが内線にでると

「あの若くて背の高いかわいい男の子をよんでちょうだい」

と言う始末。

私たちは同僚の男性スタッフに敬意をこめて「〇〇さんの彼氏」と呼ぶようになりました。

もう1つの介護エピソード

さらに、こんな例もあります。

まさしく「ギャル」と言いたくなるような金髪の子たちが3名入職してきたのです。

当時先輩だった私はその子がどういう対応をするか続くのか心配していたのですが…

入浴拒否する頑固なおじいさんに対して

「え~、うち一緒に入ろうと楽しみにしてたのに~~。行こうよぉ~~背中流したげるからさ」

とかわいくアピール

易怒性のある認知症のおじいさんに

「そんな怒らないでよ~。おっぱい見せてあげようか?」

とギャルスマイル。

男性って・・年齢重ねても男性なんですよね・・・

すぐにメロメロに。

大人気の「おじいちゃんキラー」として、今でも働いています。

3つのエピソードから思うこと

このように・・どれも教科書的にマジメに対応した例ではありません。

特に認知症の対応は、むかつくこともあるでしょう。

しかし、対応に正解はありません。

でも「楽しもう」と思うと、とても面白いし、楽しいことを知ってほしいです。

マジメになるだけが介護ではありません!

さいごに

今介護が辛い人、悩んでいる人に伝えたい事は1つだけです。

介護は

「楽しんだものが勝ち!!」

という事。

言いかえると、

「介護は楽しもうと思えば、すごく楽しいし、人生の財産になる!!」

という事です!

 

考え方は急に変えられないので、転職して環境や人間関係を一気にリセットする事もおススメです。

人生はどんなタイミングからでも変えられますし、楽しくできます。

 

この記事が皆様のお役に立てば幸いです。

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