介護業界が向いている人の特徴。すぐ辞めるのはどんな人?

今回は、特別養護老人ホームに勤務していた私が現場で感じた

「介護業界に向いている人」と「介護業界に向いていない人」

そして「すぐ辞める人の特徴」を具体例を挙げてお話したいと思います。

それでは、どうぞ!

介護業界に向いている人の特徴

おじいちゃんおばあちゃんが好きな人

これはある意味大前提と言えるかもしれません。

おじいちゃんおばあちゃんとお喋りするのが好きな人はモチベーションも高く、いつも笑顔が絶えません。

本当に楽しそうにケアをするのです。

  • カラオケの企画を立てたら、演歌好きな方は喜ぶだろうな
  • 誕生日には、行きたがっていた懐かしの食堂に連れて行ってあげよう

など、どんどん“叶えてあげたい夢”を思いついては企画し、実現させます。

好きだからこそ、自分も利用者も活き活きとする環境を作っていけるのです。

理解し、受け流せる人

介護サービスの利用は、高齢者が多いですよね。そして高齢者の介護には、認知症ケアの知識が必要不可欠と言っていいでしょう。

私は担当ユニットのおじいちゃんに「お前が○○を盗んだんだろー!!」と、前触れもなく激怒されたことがあります。

もちろん私は何も盗んでいませんし、これは認知症の症状によるもので(妄想)といいます。

この症状は声がけや、他の職員に代わり対応してもらうことで大体はすぐにおさまります。

こういった暴言や妄想を、認知症の症状からくるものだと理解し受け流せる人は、ストレスも溜まりにくいです。

介護業界に向いていると言えるでしょう。

危機意識の高い人

リスクマネジメントという言葉は聞いたことがあるでしょうか?簡単にいうと、“かもしれない運転でいけ”というやつです。

  • 認知症の方の前にティッシュを置くと食べてしまうかもしれないから、置かないようにしよう
  • 車椅子のブレーキがかかっていないかもしれないから、必ず確認しよう

といった具合です。

考え出したらキリがない程、身の周りにはリスクが溢れています。

想像力と危機感を働かせ、事故が起こる前にいち早く対応できる人は向いています。このリスクマネジメントが出来ないと、防げるはずの事故を連発することになります。

責任感の強い人

責任感の強い人は、自分のミスで利用者が怪我を負った場合でも隠すことなく、上司や看護師に報告できます。

怪我の治療をすぐに始められるため、重篤化せずに済むこともあります。

ミスはしたけれど、仕事や仲間、利用者に対して真摯に向き合う姿勢が認められ、評価に繋がることもあるのです。

一方で、誰かに責任を押しつける人やミスを隠す人は必ず信用を失います。

「怪我をさせたなんて言ったら責められる。評価が落ちる。」

そのような考え方の人はこの仕事に向いていません。

せっかちな人

せっかちな人の特徴は、他人のペースに合わせるのが苦手、という点です。介護ケアは、介護員ではなく利用者にペースを合わせなければなりません。

利用者を急かすことで、自尊心を傷つけ認知症の悪化も招きます。転倒や骨折という思わぬ大事故に繋がる可能性もあるのです。

また、介護員の専門性は“自立を支援する”という点にあります。出来ることがあるならば自分の力でやってもらう。不足している部分を補うために私たちがいます。

しかしせっかちな人は待つのが苦手であるがゆえに介助の手を出し過ぎて、利用者の“生きるために必要な能力”を知らず知らずの内に奪ってしまうことがあるのです。

せっかちな人が皆向いていないかと言われればそうではありません。介護現場で活かせる長所も沢山あります。

それでも常に“待つ”事が要求され、ストレスが溜まりやすいのも事実です。

介護士をすぐ辞める人の特徴

すぐ辞める人の特徴は、“介護職に自分なりの目標や信念を持っていないこと”です。

今、介護業界は人手不足です。資格や経歴がない人でも採用される確率は高いといえます。

入るのは簡単だとしても、介護は専門性の高い仕事。適当に済ませていると必ず事故は起こります。

懸命に介護技術や病気の勉強をして努力を重ねても起こる事故なら、仕方ないこともあります。

しかし信念がなく努力をしていない人が、“心ここにあらず”の適当な仕事で事故を起こしてしまった場合は、ただただ信頼を失っていくことでしょう。

やがて周囲と上手くコミュニケーションをとれなくなり、居づらくなって辞めていくのです。

何かひとつ。

例えば

  • おむつ交換を誰よりも早く正確に。快適なケアを提供する!
  • 介護福祉士の資格を取る!

など何でも良いです。

何かひとつでも目標や信念を持っていれば、介護職に対するモチベーションは上がることでしょう。

さいごに

ここに書かれているのは、私が実際に介護現場で働き感じた向き不向きの考察の、ほんの一部です。

当てはまらない人も、もちろんいます。

介護に興味があったけど向いてないみたい、と諦めるのは早いかもしれませんよ。

それに、施設によっても合う、合わないがあります。

今の職場や施設・業務内容が自分に合わないと思ったら、できるだけ早く転職活動に取り掛かりましょう。

このサイトに掲載されている転職サイトやエージェントを活用するのが、その第一歩です。

この記事を評価する

1 Star2 Stars3 Stars4 Stars5 Stars (まだ評価されていません)
読み込み中...