介護業界は上下関係が厳しい?体育会系の仕事なのか。

介護業界は肉体や労働だと言われます。

と言うと、体育会系の暑苦しいノリや、厳しい上下関係などがありそうだと思う方もいるでしょう。

この点について、現役の介護士が自分の職場や周囲から聞いた話を基に色々と書いてみました。

介護業界に興味がある方は、ぜひご参照ください。

体育会系の人は少ない

ツライ‥しんどい‥といわれている介護の仕事ですが、ハッキリいうとそんなゴリゴリの体育会系の人は少ないです。

少なくとも私の見聞きした中では、そういったノリの施設はありませんでした。

とはいえ、トップが「上下関係にうるさかった元体育会系」だったらそういう職場になりますし、「文科系でゆるい」ならゆるゆるだったりするため、事業所により雰囲気は全然違うとは思います。

忍耐力は求められる

「体育会系なのでは…」と思われるのは、介護は慣れるまでは忍耐が必要な仕事だからでしょう。

甲子園を目指す野球部レベルの忍耐力が必要かもしれません笑

上下関係について

体育会系とはいかないまでも、介護業界は上下関係が厳しい、と感じます。

その要因は4つあるように感じます。

①先輩に気を使わないとスキルアップできない

医療や介護関係ならではの「教えることをせずに、新人に多くを求める」という新人と先輩との関係性が、上下関係を明確化する要因の1つでしょう。

  • 新人研修制度がない…
  • 先輩の教え方が下手すぎる…
  • 忙しすぎて先輩に教える時間がない…

という傾向はこの業界ではデフォルトです。

つまり、新卒や中途採用は先輩のご機嫌を伺いながら仕事を覚えないといけないので、上下関係が厳しく感じてしまうのかもしれません。

②国家資格を取ると強気になる傾向

2つ目は、「国家資格を持つ人がやたらマウントをとりたがり、エラそう」になる先輩や同期がいるということです。

例えば看護師で…介護のシフトに入っていても看護業務しかしない。

カンファレンスで他の人がケアに口をはさむのを嫌がるケアマネージャー

嚥下のことをあまり知らないのに食事の内容はなかなか変えない管理栄養士

など…専門職が多いのですが、おたがいの領域にグレーゾーンも多いのでお互いマウントをとりたがるので、上下関係が厳しく感じるかもしれません。

とはいえ、もちろんフレンドリーで包容力のある方もたくさんいますのでご安心を!

③経営者がワンマン気質なこと多々あり

3つ目です。

「経営者や施設長が異常にワンマン」気質な時、嫌でも上下関係を意識させられます。

この場合は職員に対して

  • できないことはない。気合だ
  • 職員はすくないが、どんどん利用者を受け入れて稼働率をあげるぞ
  • ショートやデイケアだけではなく、訪問介護業務もするぞ

などと、現場の意見をまったくきかないで精神論で仕事をすすめたり、事業を広げたりすることが多いので、上下関係が厳しく感じられます。

そういった社畜精神で育った先輩もまた「気合でどうにかなる」と新人に教えていくので離職も激しいです。

そして、残った社畜精神のスタッフが神のように君臨して「昔はこうだったからお前もやれ」と新人に強要するので、ついていけない職員は心病むことが多いです。

➃命を預かるから厳しくなる

4つ目は、介護をされる利用者さまは複合的に病気を持っていることが多く「命を預かっている現場」だから。

新人がどれだけ介護の知識や経験があるのかわからない状況で食事介助や入浴介助、内服薬の介助をさせるのは本来とても危険です。

そうなると、新人には「体力があれば、だれでもできる業務」からさせていき、段階的に日勤リーダーや夜勤など「できる業務」をさせていくので上下関係が厳しく感じるかもしれません。

でも、それは実は仕方ないことなのです。
嚥下のことや老化のことなど基本的なことは知識があっても、利用者のかたはみんなひとりひとり違います。

同じ脳梗塞でも違う障がいがあるのと同様に

  • 内服薬の調整中で血圧の変動があったり…
  • リューマチがあり、骨が異常にもろかったり…
  • 経腸栄養で胃ろうのチューブの管理が難しかったり…
  • ポジショニングが難しく、すぐに褥瘡ができたり…
  • 誤嚥をよくおこすが認知症もある…

など、疾患と個人の状態をしっかり把握しておかないとできない業務もとても多いのが介護です。

新人さんに最初のうちは、とにかく認知症の対応や排泄介助に慣れてもらうためにトイレ介助とオムツ交換、認知症の対応ばかり…は仕方ないことかもしれません。

ですが、入職したてのスタッフの目からみると、イヤなことばかり新人におしつける上下関係の厳しい職場に見えてしまうかもしれません。

さいごに

介護士の仕事は体育会系なのか、上下関係が厳しく見えてしまうのは何故か、というテーマで書いてきました。

バリバリの体育会系の仕事とは言えなくとも、介護は厳しい世界なのか〜と思った人もいるかもしれませんが、これが現実です。

これから施設を探す人や転職する方は、次のような決まりや傾向がある職場を探すと良いでしょう!

  1. 新人研修のシステムがある
  2. 新人に「ここまで業務を覚えたら、次にこの業務ができるよ」と明確に伝える職場
  3. 業務を早くこなすためのスキルを新人にしっかり教える
  4. 先輩も精神論をふりかざさずに働き方改革の波にしっかり乗る

口コミや転職サイトを活用して、転職前にしっかりとリサーチしてみてください!

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