訪問介護は大変?サービス提供責任者が語る現場のリアル

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訪問介護でサービス提供責任者として働いている私が、この仕事のリアルをできるだけ具体的に書いてみました。

訪問介護に興味がある方や、介護業界で働いている方はぜひ最後までご覧ください!

訪問介護ってどんな仕事?

訪問介護とは、介護が必要な方の自宅に訪問して日常生活のお手伝いをする仕事です。大きく分けて、身体介護と生活支援の二つのサービスがあります。

身体介護は、入浴や排せつなどの直接身体に触れる仕事が主です。最近では自立支援という考え方が重要視され、一緒に家事を行った場合も身体介護に入るケースもあります。

生活援助は、調理や買い物、掃除などの家事の仕事が主になります。

また身体介護と生活支援を両方組み合わせる場合もあります。

週に何回ヘルパーが訪ねるか、どんな内容のサービスを行うかは、利用者によって違います。ケアマネージャーが作成したケアプランによって、必要なサポートが決められています。

「マイホーム・マイルール」に慣れろ!

住み慣れた自宅での生活が続けられるというのは、利用者にとっては安心なものですが、ヘルパーから見ると大変なこともあります。

施設であれば、バリアフリーで手すりも完備された整った環境で介護ができます。しかし自宅の中はまさに千差万別。築何十年の木造住宅もあれば、マンションやアパートなどの集合住宅もあります。

トイレやお風呂場が狭くてヘルパーが入れない、ということも時々あります。

そして一番やっかいなのが、その家庭ごとの「マイルール」です。たたみの部屋はホウキでフローリングは掃除機とか、生ものと野菜を切るまな板を分けているとか、指定のメーカー以外の調味料はNGだとか、語ればきりがないほどの生活のこだわりを尊重しなくてはいけません。

料理の手順や掃除のやり方には正解はなく、その家庭ごとのこだわりがありますので、自分とやり方が違うと感じても受け入れる寛容さが必要です。

サービス提供責任者の七つ道具

サービス提供責任者とは、ケアマネージャーとヘルパーの間の調整役です。ケアマネージャーが作成したケアプランをもとに計画書を作り、ヘルパーを指導して取りまとめる役割です。ヘルパーが休みの時には現場に出ることもあります。

実はとても仕事内容が多岐にわたるため、カバンの中身がいつもパンパンなんていう人もいます。

私のカバンの中にいつもある七つ道具は

  1.  携帯電話とシフト表
  2. メモ帳と筆記用具(油性マジックは必需品!)
  3. 朱肉と捺印マット
  4. ハサミ、テープ、ホチキス
  5. ドライバー
  6. エプロン、使い捨てのビニール手袋、着替え一式(もちろん靴下含む)
  7. 水筒

地域によっては自転車で訪問をすることもあるので、雨具や折りたたみ傘が必要なこともあります。

サービス提供責任者のここだけの話

ヘルパー泣かせの利用者が一番困ります。言うことを聞かない、自分の意に沿わないヘルパーを交代させようとすることは割と多くあります。

「あのヘルパーは泥棒だ!」なんていう言いがかりもよくある話です。謝罪をかねて訪問して一緒に探すと、盗まれたはずの財布がタンスの中から出てきたりします。

またヘルパーの暴走も本当に困ることが多いです。決められたサービス以外のことを勝手にやったり、毎日必死に介護している家族に対してキツいダメ出しをしたり。

70代のヘルパーが自宅で作った漬物をおすそ分けしていた時には、注意したら「せっかく親切で持って行ったのに!」と逆ギレされてしまったこともありました。

利用者やヘルパーだけではなく、背後にも敵がいることがあります。時々いる「残念なケアマネージャー」です。本来なら協力関係にあるはずの関係ですが、「残念なケアマネージャー」にあたると仕事が進まなくて困ることがあります。

自分が一番えらいと勘違いしている「ケアマネージャー様」、現場のことを全く知らずにサービス提供責任者に全ておまかせの「丸投げケアマネージャー」、電話をしてもいつも不在の「放浪ケアマネージャー」などなど、いろいろな人がいます。

それでも辞めずに続けている理由

利用者、ヘルパー、ケアマネージャーにはさまれて神経をすり減らすことも多くありますが、それでも続けている理由は何だろうと考えることがあります。

中には相性の良い利用者もいて、感謝の言葉を聞いたときは嬉しいですし、知恵をしぼった提案がケアプランに採用されたときの喜びは格別です。新人のヘルパーが少しずつ仕事を覚えていくのを見るのも、やりがいのひとつです。

認知症の高齢者が、ひとり暮らしは難しいから施設に入りたい…と言ったときに、ヘルパーの支援で自宅での生活が続けられるような計画を立てることができた、こんなケースがあるとやる気がアップします。

これから高齢者の割合は増える一方で、訪問介護の需要は右肩上がりです。

その中で重要な役割を担うのが、サービス提供責任者です。

「残念なサービス提供責任者」と呼ばれないように、日々精進が必要です。

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