介護士が本当に役立つおすすめの資格を紹介!将来の保険にもなる。

10年目の介護士が選ぶ本当に役立つ資格!

10年目の介護である私が、仕事で本当に役立った資格をみなさんにご紹介します!

資格を取得しておくと、様々なメリットがあります。

同じ仕事をしても、資格があるかどうかでお給料が増えたり、転職で有利になったりします。

これから介護の世界に入りたいと考えている方、今介護士だけど資格を持っていないという方はぜひご参照ください!

もくじ


まずは、介護業界の主要な資格をざっとおさらいしてみましょう。

介護の主な資格

介護業界の仕事は多岐に渡り、幅広い専門的な知識が求められます。

そのため、資格の種類も多く複雑なため、以下に表としてまとめてみました。

資格名簡単な説明
介護職員初任者研修介護の資格では「入門」とされ、まずは取得を目指したい基本の資格です。
介護福祉士実務者研修介護職員初任者研修資格からステップアップで取得される場合が多いです。
介護施設で働きながら介護福祉士を目指すためには、実務者研修の修了が必須
ケアマネジャー(介護支援専門員)昨今取得難易度が上がっている介護業界の代表的な資格の一つ。長期の実務経験が必要な専門性の高い資格です。
介護福祉士(国家資格)介護の国家資格です。
介護福祉士実務経験or福祉系高校 or 養成施設、いずれかを軸に取得を目指す国家資格です。
働きながら取得するのが難しい資格ですが、これがないとできない業務も多いため、可能であれば取得しましょう。
レクリエーション資格レクリエーションにも資格が存在します。保有すれば、レクリエーションのリーダーになりやすいなどメリットがあるでしょう。
サービス提供責任者サービス提供責任者として必要な知識を保有していることを証明する資格です。長期にわたり介護業界で働くのであれば視野に入れておきたいですね。
看護師資格介護とは無縁に思えますが、看護師から介護士に再就職、転職するケースもあるようで、たまに介護士でありながら看護師資格を保有しているケースがあります。
病院で従事する介護士であれば、一目置かれる存在になれるでしょう。

ヘルパーは特定の資格がなくても就職できますが、利用者宅で身体介護を行う訪問介護員になるには「介護職員初任者研修」「実務者研修」の認定が必要です。

いずれにしても、新たに資格を取得するのはハードルが高いものです。

キャリア・収入アップを目指すのであれば介護の資格取得をサポートしてくれる再就職、転職エージェントもあるので、活用してみてください。

まずは「介護職員初任者研修」の資格認定を目指そう

これから介護の世界に足を踏み入れようとする方は、まず「介護職員初任者研修」の認定取得を目指すのがおすすめです。

旧名称:介護ヘルパー

ホームヘルパー資格の1級、2級、3級や介護職員基礎研修がこちらに置き換わったとお考えください

介護職員初任者研修は、介護職員として働くうえで必要な知識とスキルを新しく体系立ててわかりやすく再構成した研修です。

おすすめする理由は

  1. 働きながらでも取得できる。主婦の方や他業種の方でも可能。
  2. 「身体介護」を行うための介護資格の中で最も取得しやすい
  3. 訪問介護、施設介護で本当に役立つ

この3点が全てです。

介護福祉士資格じゃないの!?と思った方へ

私は面接官として入所希望者をたくさん見てきましたが、最近現場を全く知らないまま転職を希望される方が増えている事が気になります。

介護で必要な技術が無いのは仕方ないとしても、資格も知識も全く無しで面接に来られるのはさすがに困ります。

そして、こういった方が口を揃えておっしゃること、それは「介護福祉士」の資格を取得したいということ。

気持ちは分かりますが、「介護福祉士」資格はお金を出せば誰でも取得できるわけではないです。

まして、技術も知識も0で、いきなり「介護福祉士」資格を目指すのは無謀です

ステップバイステップで行きましょう。

まずは、「介護職員初任者研修」を取得することに集中すべきだと思います。

介護の世界の扉はそこから開かれます。

介護職員初任者研修の資格を得るメリット

介護職員初任者研修の認定(資格)を得るメリットをいくつかご紹介します。

介護技術の専門的技術が得られる

介護職員初任者研修の資格を待てば、以下のような専門的技術が身につきます。

  • リフトの操作
  • 身体介護での臥床
  • 車いす移乗介護
  • その他介護技術

いずれも、現場において非常に実践的なものばかりです。

多くの場合、資格手当を支給される

「介護職員初任者研修」の資格を持っていれば、自分が出来る仕事が増えます。

資格が無いと出来ない仕事も多いため、会社としては資格保有者を重宝しています。

そういった貴重な人材が流出しないようにするため、会社は「資格手当」を支給するのです。

相場としては月2~3万前後(会社の方針や地域によって差があります)。

資格の有無で年間40万ほど変わる場合もあります。

これは大きなメリットですよね。

転職に強くなる

転職の際、介護業界が重視するのは

  • 経験はどの程度あるのか
  • どのような資格を保有しているか
  • 介護の正しい知識を持っているか

この3つです。

学歴や年齢は二の次、さんの次です。

資格を保有しているということは、知識があるということの証明でもあるため、それだけで介護業界への転職に強くなれます。

私も面接官として、資格の有無はかなり重視しているため、間違いありません。

介護業界への理解が深まる

「介護職員初任者研修」資格を取得する事で、

  • 介護の世界とは何なのか
  • 何が求められているのか

そういった部分が理解できるようになるでしょう。

その理解が、より上位の資格取得へ挑戦するモチベーションにもなります

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最初に介護ヘルパーの資格を、取っておいてよかった

と思う日がきっと来ます。

資格があれば有利に再就職、転職できます

以下の資格の内、いずれかをお持ちではないですか?

  • ヘルパー2級
  • ヘルパー1級
  • 介護職員初任者研修
  • 実務者研修
  • 介護職員基礎研修 介護福祉士
  • 社会福祉士
  • 介護支援専門員(ケアマネージャー)
  • 理学療法士 作業療法士
  • 言語聴覚士
  • 管理栄養士

介護関連の資格保有者は即戦力の優秀な人材なので、求人サイトを使えば「高待遇」「好条件」の優良求人案件を紹介してもらえるケースが多々あります。

年齢やブランクなどのハンディがあっても、無資格者より有利な条件で再就職、転職が可能です。

 

レクリエーション・インストラクター資格もおすすめ

もう一つ、「レクリエーション・インストラクター」資格も役立つ資格なのでおすすめです。

といっても、介護施設に従ずる同業者でも聞いたことがない人が多い資格なんですよね、コレ。

「介護職員初任者研修」と比べると用途は限定的なので、以下のいずれかに当てはまる人に最適なものとお考えください。

  • デイサービスで働く、働きたい
  • レクリエーション活動の企画・運営・評価を行いたい

以下より、この資格のことをもう少し深堀りしていきます。

レクリエーションインストラクターとは

「レクリエーション・インストラクター」資格は、1年間登録する料金として2万円を支払えば所有することができる資格です。

ゲームや歌、集団遊び、スポーツといったアクティビティを効果的に活用し、「集団をリードする」「コミュニケーションを促進する」「楽しい空間をつくる」といった、対象者や目的に合わせてレクリエーション活動を企画・展開できる指導者です。
この資格は、都道府県レクリエーション協会の開講するレクリエーション・インストラクター養成講座を受講していただき、登録をすると資格が取得できます。
養成講座は、60時間の学習(理論学習・実技学習・現場実習)をしていただきます。

出典:レクリエーション通信講座

デイ・サービスでは必ず利用者との遊び「レクリエーション活動」を行うため、特に活躍の機会が多いでしょう。

レクリエーションのスペシャリストであることの証明になる

「レクリエーション・インストラクター」資格は、すなわちレクリエーション活動の企画・運営・評価を行うことができるスペシャリストである事を示してくれます。

それに加えて、この資格を取得するメリットはもう一つあります。

それは、この資格があれば自然とレクリエーション活動の中心的な人間として動く事になり、「現場の管理者」や「リーダー」として選ばれる可能性が上がるからです。

実際、僕も資格を取ってからすぐ現場リーダーとなりました。

そして、それに伴いそれなりの手当が付いたのです。

「レクリエーション・インストラクター」資格を持っているだけで資格手当をくれる企業はまだ少ないと思いますが、この資格があることで最終的に月のお給料を増やすことが可能なのです。

もちろん、転職にも役立つ資格です。

これは経験談ですが、転職時の面接でも、この資格について必ず質問をされます。

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レクリエーションインストラクターって何ですか

ここで

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レクリエーションの企画、運営、評価の3点セットでレクリエーション時に代表となって活動ができる資格です

と答えれば、面接官に非常に好感が持たれます。

有資格者が少ないという事も、選考の際に有利に働くのでしょう。

差別化というやつですね。

特にデイサービスへの転職では大きな影響力を持つはずです。