介護士が転職で成功するため重要な3つのルール。後悔しない為の鉄則。
転職2回を経験した介護士が本当に伝えたいこと

私は介護業界で転職2回を経験した事があります。
理由は賃金、就業時間、人間関係など色々です。
「自分の頑張りをお給料という形で示してくれる会社に行きたい」
「就職した後に、こんなはずじゃ無かったと後悔したくない」
そんな強い気持ちで転職活動した甲斐があって、今は自分が心から納得できる良い会社で働くことが出来ています。
きっと私の実体験は、これから転職しようとしている方に役立つと思い、記事としてまとめてみました。
ぜひ最後までご覧ください!
もくじ
ルール1 介護の転職エージェントを利用する
「ハローワーク」を筆頭に、転職者が求人を探す際に利用できるサービスは数多くあります。
そのほぼ全てが無料で利用できるため、「どのサービスを利用するのが正解なのだろう」と悩む方も多いでしょう。
ここで、ルールの1つ目をご紹介します。
これから介護業界で転職を探すのであれば、絶対に転職エージェント(または求人サイト)を使うべき、ということ。
なぜハローワークだけでは不十分なのか
既にハローワークで就職先を探している方もいらっしゃると思います。
ハローワークを活用することに、何か問題があるわけではありません。
しかし、利用に際してはハローワークの職員は「介護業界」の素人だ、という事を肝に銘じておくべきです。
あなたが何らかの介護資格保有者であっても、スキルを正しく理解し、その上で適した職場を紹介してくれるとは限りません。
雑多に集められた募集中リストをあなたに提示し、「どれにしますか?」と言うだけです。
※または「自分で選んでください」といって求人探しに一切関与しない場合も多いです。
自分でしっかりとキャリアアッププランを検討し、求人を合理的に比較できるのであれば問題なしです。
そうではなく、求人探しや、施設の情報リサーチ、転職活動のサポートを期待するのであればハローワークは効率が悪いです。
最も効率よく、かつあなたのスキルに基づいた職場を選ぶのであれば転職エージェントをうまく利用する事が重要です。
「介護業界」に精通した転職エージェントであれば、
このような質問にも的確に答えてくれます。
転職エージェントに加えて、ハローワークを活用するのは、お互いが補い合うような形になるので有効だと思います。
あかね
(管理人)
このサイトでは、転職時に役立つ転職サイトをランキング形式で掲載中。
管理人が転職する時に検索魔と化し情報を調べまくった日々の集大成なので、自信を持ってオススメします笑。
ぜひ、ご覧ください!
ルール2 面接前に施設を見学する
これは特に、初めて介護業界に転職する方にぜひ留めておいてほしいルールです。
面接する前に1件施設見学して下さい。
ボランティアでも構いません。
見学する事で、実際の施設の業務、現場を知ることが出来ます。
施設によって業務方法、いわゆる「やり方」は違いますよね。
介護→介護と転職した方にも言えることですが、就職したらその施設のやり方に自分を合わせなければいけません。
何も情報得ないで就職すると、1か月で様々な理由により「後悔した、失敗した」といえるような気分を味わいかねません。
- 仲間を知る
- 現場を知る
- 己を知る
この三拍子が重要です。
前述の「介護求人サイト」で、自分が働きたい施設を絞り込んだら、次のステップとして「施設見学」をぜひ行う事をオススメします。
介護施設の種類について
介護業界には多様な介護施設があり、それぞれに特徴や受け入れ条件・運営母体の違いがあります。
代表的な施設としては、以下のようなものがあります。
- 介護付有料老人ホーム/○
- 住宅型有料老人ホーム/○
- グループホーム/○
- サービス付き高齢者住宅/○
- 健康型有料老人ホーム/○
- 高齢者専用賃貸住宅/○
- 高齢者向け優良賃貸住宅/○
- シニア向け分譲マンション/○
- 特別養護老人ホーム/△
- 介護老人保健施設/△
- 介護療養型医療施設/△
- 軽費老人ホーム/△
- ケアハウス/△
○・・民間が運営 △・・公的施設が運営
ルール3 介護福祉士を目指せる職場を選ぶ
介護を一生の仕事とするのであれば、介護福祉士を目指していくことが重要不可欠です。
介護福祉士はしっかりと実務経験と知識を習得していないと取得出来ないので、働きながら自らの技術や知識を高めることができるか、その点を重視して転職活動を行いましょう。
記録物作成業務がある職場かをチェック!
介護福祉士を目指すのであれば、介護技術やテクニックだけでなく、記録物の記載、文章作成の機会がある職場で働いた方が有利です。
言葉の使い方や漢字が苦手な方も多いと思いますが、介護業界では報・連・相の報告、連絡が非常に重要です。
併せて、利用者の日々の生活を記録に残さなければいけません。
もちろん、介護福祉士の試験問題で記録物に対する問題は出題されます。
「書く」技術は日々の積み重ねで少しづつ上達していくものだと思うので、そもそも「書く」習慣が業務に組み込まれていない場合は上達が期待できず、試験でもこの部分が大きな壁になってしまうでしょう。
なので、転職先を探すのであれば「記録物を作成する業務があるか」という点も調べてみて下さい。
最後に、転職先で成功することは先のことを考え「介護福祉士」を目指して長く仕事をして言う事です。明るい未来を目指すために、上記に記載した3つのポイントを押さえて転職に臨んでほしいものです。
介護の主な資格
介護業界の仕事は多岐に渡り、幅広い専門的な知識が求められます。
そのため、資格の種類も多く複雑なため、以下に表としてまとめてみました。
資格名 | 簡単な説明 |
---|---|
介護職員初任者研修 | 介護の資格では「入門」とされ、まずは取得を目指したい基本の資格です。 |
介護福祉士実務者研修 | 介護職員初任者研修資格からステップアップで取得される場合が多いです。 介護施設で働きながら介護福祉士を目指すためには、実務者研修の修了が必須 |
ケアマネジャー(介護支援専門員) | 昨今取得難易度が上がっている介護業界の代表的な資格の一つ。長期の実務経験が必要な専門性の高い資格です。 |
介護福祉士(国家資格) | 介護の国家資格です。 介護福祉士実務経験or福祉系高校 or 養成施設、いずれかを軸に取得を目指す国家資格です。 働きながら取得するのが難しい資格ですが、これがないとできない業務も多いため、可能であれば取得しましょう。 |
レクリエーション資格 | レクリエーションにも資格が存在します。保有すれば、レクリエーションのリーダーになりやすいなどメリットがあるでしょう。 |
サービス提供責任者 | サービス提供責任者として必要な知識を保有していることを証明する資格です。長期にわたり介護業界で働くのであれば視野に入れておきたいですね。 |
看護師資格 | 介護とは無縁に思えますが、看護師から介護士に再就職、転職するケースもあるようで、たまに介護士でありながら看護師資格を保有しているケースがあります。 病院で従事する介護士であれば、一目置かれる存在になれるでしょう。 |
ヘルパーは特定の資格がなくても就職できますが、利用者宅で身体介護を行う訪問介護員になるには「介護職員初任者研修」「実務者研修」の認定が必要です。
いずれにしても、新たに資格を取得するのはハードルが高いものです。
キャリア・収入アップを目指すのであれば介護の資格取得をサポートしてくれる再就職、転職エージェントもあるので、活用してみてください。
資格があれば有利に再就職、転職できます
以下の資格の内、いずれかをお持ちではないですか?
- ヘルパー2級
- ヘルパー1級
- 介護職員初任者研修
- 実務者研修
- 介護職員基礎研修 介護福祉士
- 社会福祉士
- 介護支援専門員(ケアマネージャー)
- 理学療法士 作業療法士
- 言語聴覚士
- 管理栄養士
介護関連の資格保有者は即戦力の優秀な人材なので、求人サイトを使えば「高待遇」「好条件」の優良求人案件を紹介してもらえるケースが多々あります。
年齢やブランクなどのハンディがあっても、無資格者より有利な条件で再就職、転職が可能です。
↓【補足】転職の時期についても検討を↓
介護の転職が盛り上がるシーズンは?
再就職、転職を始めるなら、介護の転職が盛り上がるシーズン(旬)について抑えておきましょう。
旬を押さえることで、他の就活者とのバッティングを避けたり、求人数が多い時期に合わせて準備することができます。
トップコンサルタント森本 千賀子さんの著書の引用を掲載します。
引用元:森本 千賀子「マンガでわかる-成功する転職」
このグラフによると、Aの期間(1~3月、5~8月)が転職の旬と言えますね。
もちろん、あえて旬を避けることで競争率を下げられる(Bの月を狙う)という考え方もできます。
まとめ
まとめます。
介護の転職で失敗したり、後悔しないために大切なルールは、以下の3つです。
- 介護の転職エージェントを使う
- 面接前に施設を見学する
- 介護福祉士を目指せる職場を選ぶ
私は上記ルールを押さえることで、満足できる転職先を見つけることが出来ました。
このサイトに掲載されている転職体験談もリアルで非常に役立つので、ぜひ色々な方向にアンテナを張りながら、最高の職場を手に入れてください。
介護業界は待遇面で恵まれないと言われますが、手当がしっかり付けばかなり待遇改善出来ますよ。
資格を取得しながらどんどんキャリアアップしていきましょう!
介護のキャリアアップって何?
ここで、「キャリアアップ」、あるいは「キャリアプラン」というものについて、その本質をキャリアコーディネーター藤井佐和子さんの著書を引用し、検討してみましょう。
実は、「キャリア」という言葉が氾濫してきたのは、ここ10年くらいのこと。日本が豊かになり、仕事を贅沢に選べるようになったからこそ、意識されはじめた言葉。今の世の中はキャリアプランについての情報が山のように溢れ、何が正しいのか、わからなくなってきているのかもしれません。(中略)まずは漠然とでも良い、ライフプランをどうしたいのか、どういう人間になりたいのか、そこから考えていかないといわゆる無駄なキャリアを積むことになります。(中略)今は不景気とはいえ、親の時代に比べると実はますます職種が選べる時代。そして、不景気だからこそ、レールにしがみつかず、自分にふさわしい方法でキャリアを積んでいかないと、たまたま自分に合ったレールを見つけてうまく進んでいる人に負けてしまうことになります。
引用元:藤井 佐和子「転職-思ったときに読む本」
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