介護業界から将来消えてほしいムダなこと(仕事)3選【2020年版】

介護業界の現在・未来について考えてみた

残念ながら介護業界は、まだまだ古臭い考えが蔓延しています。

ムダだとわかっていても「やらなきゃいけないから」という意味不明な理由で、ダラダラと改善することもなく続いている業務が存在しているのも事実です。

この記事では、現役介護士が思う「ここが古い!」と思うポイントをいくつか書いてみたいと思います。

ムダな介護の仕事3選

介護の仕事は利用者の介助をすることなのに、それを差し置いてまで、もしくは仕事が終わってからサービス残業をしてまでやらなきゃいけない謎の業務があります。

そこで、今回は介護の仕事において代表的な、ムダな仕事を3つご紹介します。

会議

全ての会議がムダとは言いませんが、やらないと減算になるから、とか、ルールでやるように決まっているから、といったムダな会議が介護の世界には多くみられます。

ムダな会議は結局何も生みません。

ただの時間の無駄使いなのに、とりあえず人が集まれば問題が解決する、といった昭和的な古い考えが根強く残っているため、ムダな会議を何度もやらされます。

研修

利用者を待たせてまでする必要があるのか?

何十人も集めて、感染症のリスクを抱えてまでする必要があるのか?

といった疑問が拭えないようなムダな研修が多いのも介護の世界です。

Aさんの事例では・・・Bさんの事例では・・・と、ただの事例検討会でしかない研修は、人手が少ない現場を圧迫してまで行う必要があるのでしょうか?

ペーパーワーク

年々、介護保険制度が複雑化して加算減算規程を大量に作り、介護保険のサービスコードは当初の1760項目から24879項目にまで跳ね上がっています。

その大量の加算減算規程には必ず「その記録を残すこと」の一文が記されています。

こんな背景があるから、介護職はいつまでたっても記録に追われています。

仕事が終わってからサービス残業をして記録する、なんてことはザラにあります。

  • 介護の仕事って何なんでしょう?
  • 記録すること?
  • 利用者のケアをすること?

と思わされるくらい、介護の仕事は記録記録の毎日です。

今やAIやビッグデータといったIT技術を手軽に利用できる時代。

いつまで人間がこんな仕事を続けなければいけないのか..

ため息が出ます..。

AI時代、どのような働き方が求められるのか?

現在はAIやロボットの導入に伴い、人々の職が奪われつつある時代です。

これは特定の業種特化(介護の転職)に限らず、すべての業界に関係のあるトピックスでしょう。

「自分の職も近い将来、AIやロボットにとって変わられるのではないか?」という不安を抱いている方も多数いると思います。

ここで少しだけ、最新の科学技術の説明と「人間にしかできない仕事」について補足します。

R P Aシステム

R P A(ロボティック・プロセス・オートメーション)は一言で言うと、「ロボットが自動的に業務を行うシステム」のことです。

ちなみに、これはAIとは別物であるという点です。

R P Aでは、考える必要のない簡易的な業務をロボットに24時間365日行わせることで、事務の人がいなくても業務を可能にするのです。

人事や経理の業務の一部はすでにこれに仕事を奪われています。

第一に人的ミスや不正の防止できるし、業務効率化やコスト削減できるので、企業にとって多くのメリットがあるのです。

機械的な反復作業や簡単な事務作業はこの技術にどんどん奪われていくと思われます。

AI

単純作業を行うロボット(R P A)と違い、AIは「思考」ができます。

データの蓄積から最善の策を推測、処理し答えを導きます。

取り扱うデータが膨大となれば、人の経験則や知識はどれだけ優れていても敵いません。

AI時代に求められる働き方・仕事

人間に残されるのは、数値化・機械化できない温かみのある仕事でしょう。

人間には、相手の感情を想像し、汲み取る能力です。これを活かすことが出来る仕事は残ります。

例えば営業や接客などの仕事の多くは人対人のままであり、お客さんを第一に考える必要があります。

人と人を結ぶことをうまくコントロールする仕事とも言えます。

今現在「この仕事を一生続けられるのか」と悩んでいる方や、介護の転職で悩んでいる方はこの点を意識して職場選びをしてみてはいかがでしょうか?

本来の目的を見失わないでほしい

会議にしろ、研修にしろ、記録にしろ、全ては利用者のケアのためにあるべきです。

決して、事業所の加算減算のためにやるわけではありません。

目先の利益だけしか見えていない事業所は、いずれ利用者が離れていきます。

利用者優先であることが、ひいては事業所のためになるということを忘れないでいてほしいと切に願います。

また、介護職にかかる無駄な負担を軽減すれば、それだけ利用者に寄り添うことができ、質の高いケアが提供できるようになるのではないでしょうか?