介護士がホワイト企業就職を実現する3つの重要なポイント【転職・再就職】
ホワイト企業に転職した私(介護士)が皆さんに伝えたいこと

「ホワイト企業」を目指して再就職、転職する介護業界の方に向けて、その実現のために大切な事を書いてみようと思います。
※「ホワイト企業」と一口に言っても定義が曖昧な部分があるので、ここでは皆さまにとって「理想的な職場」を提供してくれる会社を「ホワイト企業」と呼ぶ事にしましょう。
就活のポイントはたくさんあるのですが、この記事ではその中でも特に重要なポイントを「3つ」に絞ってご紹介します。
エージェントを活用するメリットやブラック企業に就職するとどうなるか..といった事もぶっちゃけて書いてみました。
ぜひ最後までご覧ください!
もくじ
再就職、転職を始める前に
介護士の皆様が、再就職、転職を始める前にすべきことが一つあります。
それは「転職先の条件として絶対に外せないポイントを7つ考えてみる」ということです。
例えば、
- 時間外手当がつく
- 残業が月20時間と決められている
- 交通費がしっかり支給される
- 給与が最低5万以上増える
- 賞与が必ず支給される
- 家から近い
- 残業がない
などなど、人によって様々だとおもいます。
言い換えればこれは「願望」とも言えますが..
ぶっちゃけて言います。「願望」を全てを手に入れようと思っても無理です。
完璧な職場を求めすぎると、それが原因で転職時期が無駄に伸びたり、良い職場を見過ごしたりする事に繋がりかねません。
なので、「願望」の内、絶対に外せないポイントを最低3つ以上クリアした職場を目指すことに決めてしまいましょう。
これが、「ホワイト企業」を目指すための第一歩です。
介護業界に再就職、転職する時はブラック企業の求人に注意する
再就職、転職を始める前に、介護業界にはたくさんブラック企業の求人が存在している、ということを覚悟しておかなければいけません。
ブラック企業というのは・・・とんでもない過剰労働を強いたり、人を奴隷か物としこ扱わない企業のこと。
介護業界にはブラック企業が多い
「ブラック企業」といえば情報システム会社や飲食業界が筆頭にあげられる事が多いですが、残念ながら介護業界もブラック企業が多い業界だと言えます。
その証拠の1つが、求人募集の多さです。
介護の就職募集はどの新聞、テレビ、ネット、媒体で目につきます。
就活媒体に載っていない日はありません。
「介護業界は就職にありふれているんだ…」とポジティブに捉える事も出来ますが、絶えず募集しているという事は、それだけ入れ替わりが激しいという事なのです。
「絶対ブラック企業に入らないぞ」という強い意識で転職・就職活動に望まないといけません。
ブラック企業で働くとどうなるか
ブラック企業で働くと、誇張表現ではなくマジで「人生を棒に振るリスク」があります。
ブラック企業で働くと、
- 精神がすり減る(殺伐とした余裕の無い職場)
- ワーキングプアになる(どれだけ働いても貯蓄できず、余裕がないので転職にも振り切れない)
- スキルアップできない(スキルが経験相応にあれば転職も検討できますが、ブラック企業の多くは資格取得に非協力的だったり、独自のルールで働かせるのでスキルアップするハードルが非常に高いです)
- 肉体が崩壊します(尋常ではない労働量によって、最も負荷のかかる腰にヘルニア等の重大なトラブルを起こし、介護業界で働くことが困難になります)
こういった恐ろしい事態が現実となります。
わずかな休みの日は、日々の激務で消耗した身体を癒すことに専念せざるを得ないため、友人との交流が難しくなり、情報が遮断され転職活動もまともに出来ない..というのもよくある話です。
出口が見いだせず、ひたすら耐えるしか無い状況に追い込まれ、多くの介護士たちが精神的に参ってしまうのです。
ですから、これから介護業界に入る方はもちろん、転職する場合であっても絶対にブラック企業の出す「地雷求人」を踏まないように細心の注意を払う必要があるのです。
超重要!
介護のブラック企業の特徴
以下に介護のブラック企業の特徴としてよく言われる危険なポイントを列挙します。
こういった傾向が強くないかどうか、しっかりと調査してリスクを回避してください。
- 月40時間以上の残業
- 残業代が出ない。サービス残業
- 暴言や陰口(対スタッフor対利用者)
- シフトが直前まで決まらない
- 雰囲気が殺気立っている
- 上司のパワハラとも取れる言動が多い
- 昇給がない
- 労働に対して著しく給与が低い
- 職場に笑顔がない
- 当日に欠勤する場合、代理人を充当しないと休暇が認められない
もし、ここで挙げた点にあなたが働いている職場が多く該当しているのであれば、ご自身の健康と将来のために、今すぐ転職を積極的に考える必要があると思います。
無闇に求人を探すのではなく、介護の転職のプロ(転職エージェント)を活用するのがおすすめです。
ホワイト企業に就職する方法
お待たせしました!ここからが本題です。
以下より、介護業界でホワイト企業就職を実現するための重要なポイントをご紹介します。
ホワイト企業に就職するポイント1. 求人をじっくり比較検討する
気になった求人募集があったら、しっかり時間をかけて比較検討します
- 給与
- 労働時間
- 企業運営か社会福祉法人か
といったポイントの他、最初にお話しした「絶対に譲れないポイント」も加味して検討します。
そうすると、その募要項がスッと理解できるようになりますし、他の求人募集との比較も容易になります。
「絶対に譲れないポイント」を決めておくことで、自分に合わないであろう求人は全て除外できるため、情報の整理も容易になり、
- 最高の職場です
- 笑顔溢れる職場です
- やりがいがあります
といった安い言葉に踊らされる事も無くなります。
また、時間をかけて吟味することで
「なぜ夜勤の勤務時間が違うのか」
「なぜ夜勤手当が違うのか」
という差が見えてくる事で、良い企業とそうでない企業の差が具体的に分かりやすくなります。
ホワイト企業に就職するポイント2. 入念に企業リサーチする
「この企業に面接を申し込んでみようかな」と思った企業が見つかったら、次に行うことは企業リサーチです。
資料を取り寄せたり、ネットで会社の評判を検索するのが簡単ですね。
例えば企業施設だと、株式会社で成り立っていますので、その会社の会社概要を知る必要があります。
- 創業何年か
- どこで創業し、支社はあるか
- 資本金は?
- 実績は?
- 社員数は?
などの情報をチェックしましょう。(全てが公開されているとは限りません)
口コミサイト、在職者のブログやツイッター、facebookを調べるのもアリです。
一度現地まで行ってみて、外から様子を伺ってみるのも良いかと思います。
時間も労力もかかりますが、ボランティアかアルバイトとして実際に職場体験するのも良いでしょう。
また、こういった作業は面接でも非常に役に立ちます。
「おっ、この人はウチの社風や業務内容をよく分かっているな」
と思ってもらえるでしょう。
後述しますが、転職エージェントを活用して情報の比較検討したり、リサーチをすることも重要です。
介護の転職エージェントを活用するメリット
介護の転職・就職活動においては、「なぜ転職したいのか」「転職してどうなりたいのか」といった気持ちを整理することが重要です。
ご自身の強みや経験を整理すれば自然と「どこに向かって動けばよいのか」見えてきます。
ただ、自分を客観的に分析したり、気持ちを言葉に変えるのは難しいですよね?
そんなときに役立つのが介護の転職活動を補助するエージェントです。
面接の対策までサポートしてくれるエージェントを選ぼう
面接で「言いたいことを言えなかった」という経験を、多くの就活者が経験します。
言わなくてもよい言葉を言ってしまい、どんどんポイントを下げてしまうケースもあります。
これを自分一人で改善するのは時間がかかるため、面接に苦手意識のある方は面接サポート(対策)までしてくれるエージェントを頼りましょう。
「長所、短所は何ですか?」「なぜ今の会社を出るんですか?」という質問に対する答えを、戦略を立て、自身の気持ちも乗る話の内容で作り込む事ができるようになるはずです。
モチベーションのコントロール
一人で転職活動をすると、結果がうまくいかないと自分で抱え込んでしまうことが多いです。
元気ややる気がなくなったり、誰かに励ましの言葉をかけてもらえなかったりすると、立ち上がれない人もいます。
こういう人に対しては、愚痴を聞いてくれる人がそばにいると良いですね。
諦めそうになったときにする励ましの言葉を掛けてくれたり、調子に乗ってしまっていて足元が見えていないときは、厳しく言ってくれる人がいれば理想的です。
目標に向かって一緒に走る仲間を作ったり、親身になって就活相談に乗ってくれる介護のエージェントを利用するのは良い選択だと思います。
ホワイト企業に就職するポイント3. 面接でどんどん質問しよう
さて、最後は面接まで就活が進んだ時のポイントです。
面接などで何を質問してよいか分からず悩む人も多いと思いますが、就職の面接では「質問力」がある事もアピールになります。
ここで、あらかじめ用意しておいた質問を、具体的かつ細部にわたって行ってください。
- リサーチだけで完全に把握できなかった部分
- リサーチの正確性を確かめる
この目的のためにも、面接は重要です。
面接を通して、自分も相手の企業を見定めるのです。
自分にとって、この施設でやっていけるのかどうかの最終判断に繋がるはずです。
逆にいうと、面接で「思ったのと違うな」と思えば合否に関わらず入社を辞めて良いでしょう。
それくらいの思い切りがあってもいいと、私は思います。
自分の直感を最後の最後まで信じてください。
転職は人生の岐路です。
その先退職まで一生尽くして参る場所です。
安易に「受かったし、気になる点はあるけどまぁいっか」と我慢すると、後々にボディーブローのように効いてきます。
あかね
(管理人)
このサイトでは、転職時に役立つ転職サイトをランキング形式で掲載中。
管理人が転職する時に検索魔と化し情報を調べまくった日々の集大成なので、自信を持ってオススメします笑。
ぜひ、ご覧ください!
まとめ
長くなったのでまとめます。
まずは、自分の「絶対に譲れないポイント」を明確にすること。
そして以下の3つの点を押さえてください。
- 絶対に譲れないポイントを絞る
- 募集要項を徹底的に調べる
- 面接で積極的に質問する(最終確認)
シンプルながら、どれも極めて重要な事です。
しっかりと押さえることができれば、あなたもホワイト企業に入社できるはずです。
介護の転職エージェントを活用しよう
さて、では実際どのように求人情報を集めたり、比較検討するのが合理的なのでしょうか。
ありがちなのは、転職、再就職活動中に以下のような行動を取ってしまうことです。
- ハローワークだけで求人情報を探している
- ネットで「介護 求人」とググって求人情報を探している
ハローワークや、ネットを活用することも大切ですが、「地雷求人」をうっかり踏むリスクがあることを認識しておく必要があります。
ブラック企業の出す地雷求人にご注意を
「地雷求人」とは、「ブラック企業の求人情報」のことです。
- 笑顔溢れる職場です
- 残業はほとんどありません
- ボーナスあり
といった魅力的な条件が書き連ねてあるなどの特徴があります。(ただし給料や手当については未記述)
とはいえ、実際求人情報を見ただけでは「地雷求人」かどうか、専門家でなければ判別することは困難です。
以下のような情報を得ることができれば大きなヒントになりますが..
- 離職率が異常に高い会社かどうか
- パワハラなど問題が過去にあった会社かどうか
- 現在その職場で実際に働いている人からの生きた声、レビュー
これらの情報はホームページや求人表にはもちろん書かれていないものです。
実際に企業を見学するという方法もある
従来は企業を品定めしたい場合、自分で職場に足を運んでボランティアで働かせてもらうことで内情を探るのがベターな方法でした。
しかし、ブラック企業も人材集めに必死のため、「嫌だなぁ」と思いながらも就職させられたり、ボランティアの間だけ易しい仕事を手伝わせておいて、いざ就職したら豹変する会社もあるので、これでも完全なリスク排除は難しいです。
また、情報収集に時間と労力がかかり過ぎるため、複数の施設を比較するのが難しいです。
悪くはないですが、効率の悪い「昔の方法」と言えるでしょう。
転職エージェントを活用するのが現代的な手法
効率よく、確かな情報に基づいた求人情報を選ぶ方法として、最も適切な方法をご紹介します。
それは、転職エージェントを利用する転職、再就職方法です。
この場合、以下のようなメリットがあります。
- 無料で利用できる
- 24時間、自由な時間に検索できる
- 介護業界に精通した担当者が付いてくれるので、具体的に相談したり、自分の資格や技術に適した求人情報を紹介してくれる
- 求人情報はサイトに設けられた厳しい掲載基準によって選定されている(地雷求人が排除されている)
- ハローワークなど一般に出回る前の求人情報を紹介してもらえる
- 希望の施設の離職率等、ネット上では見つけられない統計データを教えてくれる
- 既に希望の施設で働いている人からのフィードバック情報が集まっているので、リアルな内情を知ることができる
まだまだたくさんのメリットがありますが、特に重要な点だけご紹介しました。
特に24時間いつでもサイトを利用できる、という点は介護業界に優しいと言えるメリットです。
休憩時間や仕事終わりにゆっくり検索できるのもハローワークと比べて利便性が高いです。
一人では頑張っても集められなかった
- 離職率がは異常に高く無いか
- 過去にパワハラはあったか
- 過去に時間はあったか
- 現職者からの評判が著しく悪く無いか
といった情報が一瞬で手に入るので、前述した「地雷求人」を踏んでしまうリスクを最小限に抑えられるのは素晴らしい。
介護の転職活動で結果を出す人の特徴
介護の転職で結果を出す人の特徴について、お話します!
- 精神的な安定感を重視する
- できるだけ一人で就活を進めない
- 自信を持って面接に挑む
これらがキーワードになります!
転職活動をすすめる中で一番大事なことは「精神的に余裕がある状態で活動すること」です。
また、そのような環境を自分で作ることが大切。
というわけで、できる限り今の仕事をしながら転職活動を行う事をおすすめします。
そして、友人や先輩・介護の転職エージェントなど誰でも良いので、ある程度話ができる・コミュニケーションがとれる人をそばに置いておくことも大切。
孤独に転職活動をしていると、どんどんマイナスな方向に考えてしまう可能性があるのでご注意を!
離職をした後に転職活動をしようとしている人には、必ずこのことを守っていただきたいです。
精神状態が良ければ面接も上手くいく!
精神的に余裕があれば、自然と態度にも自信がにじみ出るもの。
例えば「当社で入社をして結果が出せますか?」「介護の1年3年5年...あなたはどういうキャリアイメージをしていますか?」と聞かれても、精神的に安定しているからこそ自信を持って自分の気持ちを伝えられます。
逆に、弱っていると「~と思います」「~になったらいいかなって考えます」など、言葉尻が弱くなります。
その結果、面接官に「なんか、やる気ないよね…」と思わせてしまうことに繋がってしまうのでご注意を!
後は、面接や研修の際に気持ちを行動に変えてスパークさせることによって、「ぜひあなたと一緒に働きたい!」と思ってもらえるはず!
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