【介護業界】10の質問で施設のブラック度が分かる!転職や再就職にも

皆さんの介護施設はブラック?ホワイト?

介護業界で働いている方向けに、今働いている会社がブラックなのか手軽にチェックできるように「ブラック企業」の特徴を10個ほどまとめてみました。

5個以上該当したら「ブラック」判定です。

介護業界へ再就職、転職を考えている方も、このチェックリストを活用してブラック企業を回避してください。

私が経験してきたブラック企業や、見聞きした情報に基づいて作成した自信作です。

さっそく始めてください!↓

もくじ

ブラック企業判定チェックリスト

以下の10個の項目のうち、当てはまる項目が多ければ多いほどブラック度数が高いと言えます。

5個以上該当すると「ブラック」判定となります。

それではスタート!

  1. 求人募集と実際の勤務内容に相違が多い
  2. いつも求人募集を出している
  3. 休日、頻繁に「人手が足りない」と呼び出される
  4. 過去に職員による暴力事件があった
  5. サービス残業が常態化している
  6. 有給休暇の取得が困難
  7. パワハラ・セクハラを受けていると感じる(上司から・利用者から・同僚から)
  8. 職員同士がなごやかでなく、ピリピリしている
  9. 給与が何年も上がらない、増える制度がない
  10. 資格取得を促進するような仕組みがない

いや~どれもこれもブラック企業あるあるですね笑

特に多いのは

  • 求人募集と実際の勤務内容に相違が多い
  • サービス残業が常態化している
  • いつも求人募集を出している

この辺りですね。

僕の職場はブラック企業とは思いませんが、この3つは当てはまっています。

また、「夜勤手当」「資格手当」などの手当は施設によってかなり幅が出るところです。

みなさんはシッカリもらえてますか?

夜勤手当の相場は以下参照のほど↓

介護業界における
「夜勤」と「手当」の話

一般的に、夜勤手当はパート・正社員問わず支給される場合が多いです。

パートの場合、時給に500円程度上乗せされれば並でしょう。

「夜勤手当5,000円/回」のように回数ごとに支給されるケースも増えていますね。

管理人の勤めていた特養の場合、介護福祉士など資格保有者は、より優遇されていました。

夜勤に関する支給額の目安を以下の表にまとめたので、参考にご覧ください。

夜勤手当(1回毎に支給)3,000~8,000円
夜勤手当(パート・派遣の時給) 22~翌5時の間は時給が25%増し
夜勤専従の日給(有資格者の場合)20,000~30,000円

金額は東京の求人を参照したもの


あかね
(管理人)

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次に上げるような要素もブラック企業の特徴なので、ぜひご一読ください。

ブラック企業の特徴詳細

ブラック1. 低賃金について

ブラック企業は、介護職の中でも給与が他業種と比べると低賃金です。

低賃金、というのは単純に「額面が少ない」という話ではありません。

賃金に対して介護職員に求められる資質が多すぎるので「安い」と感じるのです。

  1. 直接援助
  2. 相談援助
  3. アセスメント
  4. モニタリング
  5. 記録等
  6. 日常の業務

これらの業務のほか、施設によってはさらに研修や資格取得も求められますので、なかなか大変です。

…にも関わらず、見合った給与はもらえないのがブラックたる所以ではないでしょうか。

介護資格があっても昇給無しない!?

さらに、介護系の資格を取ったところで昇給も無いような事業所もあります。

このような「努力に対する評価がない」施設や企業は、体質的にブラックだと思います。

看護師が羨ましい

業務内容は違いますが、同じような動きをしている看護職との年収差にイラッとする事があります※。

※介護士と看護師は基本的に仲が悪いのです

数百万も給与に違いがあり、業務内容が違うとはいえ介護職が冷遇されていることを痛感させられます。

ブラック2. サビ残が常態化

介護の現場では、当然のようにサービス残業も行われています。

就職場所にもよりますが、

  • 人手が足らず業務が回らない
  • 急変があり変えるに変えれない

といった事情で残業せざるを得なくなりますが…

こういったケースでは特に残業代が出ない事の方が多いのが実情ではないかと思われます。

ブラック3. 休日に研修強制参加!?

処遇改善加算を取る一つの条件として施設や事業所内での「研修」があります。

その他、施設独自の勉強会や地域との意見交換・交流会など…

これらは休日でも半ば「強制参加」となる風潮があります。

それで残業代や振り返り休日などがあれば良いですが…

ブラックな施設の場合はそういった仕組みはないでしょう。

ブラック3. パワハラ職員がいる

ブラック企業ではパワハラ紛いのベテラン職員が多々存在しています。

人間関係が非常に難しい職場とも言えます。

悪く言えば排他的(よく言えば仲間意識が強い)傾向がある、「介護村」と化した介護施設は多いです。

入社してから馴染むまでは、ベテラン職員が小姑のように粗探しをし、目くじら立てて注意をして自分の優位性を誇示するような態度がみられます。

これを苦にして新人職員の多くが馴染めず辞めるケースをたくさん見てきました。

人命に直結するような職場なので厳しさは必要だと思いますが、少々行きすぎた方が多かったように思われます。

ブラック⑤ スケジュール通り仕事できない

職場によって大分異なるとは思いますが、認知症の方や、ご高齢の方がいる現場なので、スケジュール通り動く日は少ないです。

自分のタイムスケジュールは、イレギュラー案件によりいつも狂わされますので、柔軟な対応力を求められます。

イレギュラー案件には

  • 排泄物の処理
  • 死後の処置
  • クレーム対応

など人が嫌がる様な仕事が多くあるため、かなりのパワーを消耗する事になります。

また、看護師が力のある職場ですと、いろいろと雑用が雨あられと舞い込んできたりもします。

  • ●●さんの様子を一時間おきに見ておいて
  • トイレ掃除しておいて
  • これ、●(医者)さんのデスクに置いておいて

こんな感じです。


あかね
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ブラック企業で働くとどうなる?

「ブラック企業」で働くと、

  1. 精神がすり減ります(殺伐とした余裕の無い職場)
  2. ワーキングプアになります(どれだけ働いても貯蓄できず、余裕がないので転職にも振り切れない)
  3. スキルが培われない。年齢ばかり重ねてしまいます(スキルが経験相応にあれば転職も検討できますが、ブラック企業の多くは資格取得に非協力的だったり、独自のルールで働かせるのでスキルアップできません)
  4. 肉体が崩壊します(尋常ではない労働量によって、最も負荷のかかる腰にヘルニア等の重大なトラブルを起こし、介護業界で働くことが困難になります)

こういった恐ろしい事態が現実となります。

こんな会社に入りたくない!

という方は、以下記事を参考にこういったブラック企業を回避して就職活動をがんばってください。

ブラック企業を抜け出す方法

今現在ブラック企業で働いている方も多いと思いますが、その方たちに僕からできるアドバイスは..一刻も早く転職したほうが良いということだけです。

我慢して問題を先送りにすると、年齢をむやみに重ねてしまったり、肉体・精神的に致命的なダメージを受けてしまうからです。

就職・転職すべき人、しない方が良い人の特徴

まずは、自分が今すぐ就職・転職すべきかどうかを客観的に判断してみましょう。

転職した方が良いのはこんな人

以下のような方は今すぐ就職・転職した方が良いと思います。

  1. 人間関係で悩んでいる(上司からのパワハラなど含む)
  2. 長時間労働がひどい
  3. お給料が足りない
  4. 経営状態が悪く、5年後存続していない可能性がある

特に「人間関係に悩んでいる」という方は多いですね。

また、①~③はいずれもブラック企業の特徴でもあるのです。

事態が今よりも深刻化する前に手を打っていきましょう。

再就職、転職しない方が良いのはこんな人

逆に、次の3つに当てはまる方は、今すぐ就職・転職しなくても良いと思います。

  1. 就職後1か月目など、まだ就職して間もない人
  2. 仕事内容、年収、福利厚生、休日、環境、勤務地、労働時間など自分の条件を全てを満たしてくれる会社を求めている人
    そんな仕事は本当に稀です。
  3. なんとなく再就職、転職しようと思っている人(転職してどうなりたいか、明確な目的を持つべきです)

転職する方向けに参考資料をご用意しました↓

参考資料:「転職」で収入は増えるか?

ちなみに、こちらは政府統計をグラフ化したものです。

転職後の収入増減率
厚生労働省 政府統計 平成27年転職者実態調査の概況より

「給料を上げたい!」と思っても、全年齢を平均すると40%ほどの成功率※となります。

思ったよりも厳しいと感じる方も多いのではないでしょうか?

これが『転職すれば給料は増える』と安易に考えることは危険だと言われる理由です。

闇雲に就活・転職をすることはリスクです。

再就職、転職サイトを利用してプロのサポートを受けたり、求人を厳選し、リスクを最大限に回避した転職を目指しましょう。

15~19歳の場合は66.4%の確率で収入が増加。