介護業界の退職理由1位は人間関係。悩み多き介護士さんへ

人間関係トラブルが増えている

人間関係のトラブルは、仕事を継続できない状態に陥るほど深刻な事態に発展する場合が多々あります。

介護士に限りませんが、仕事を退職する理由の1位は「人間関係」なんです。

体感的には人間関係のトラブルが退職に発展するケースは年々増えているように感じています。

本記事では、施設の管理者として現場を見てきた経験から思ったことや、知っていることを詳しく書いてみました。

今トラブルでお悩みの方はもちろん、介護業界の現状に興味がある方はぜひご覧ください。

介護業界の人間関係トラブルとは

人間関係のトラブルと一口に言っても、その内容や程度は様々です。

例えば、

  • 同僚、上司によるいじめ
  • 意見の相違による孤立、対立
  • 圧力(パワーハラスメント、パワハラ)
  • セクシャルハラスメント、セクハラ
  • 男尊卑劣(女尊男卑)などの差別

などなど様々ありますが、これらはもちろん介護業界でも同じことが言えます。

介護業界の独特ないじめの形

介護業界は女性社会。

施設の職員の男女比率が10:1になる事もあるほど、女性が強い業界なんですよね。(もちろん施設によりますが)

そのため、私は現場で管理者を行ってきましたが、女性だけでなく男性をターゲットとしたいじめ・孤立化の現状も目の当たりにしてきました。

女性ならではの「嫉妬」から始まり、

  1. 仲間外れ
  2. 陰口
  3. 暴言
  4. 暴力

といった経緯をたどりながらエスカレートし、結果として特定の介護士が孤立します。

特に「仕事のできない」とグループから認識された介護士は陰湿ないじめの標的になりやすいです。

セクハラじみた現象が男性介護士に降りかかる事もあります。

いじめられた介護士にもプライドがあるので

顔アイコン

事を表面化したくない…

という思いが強いんですよね。

そのため、事態がかなり深刻になって初めて発覚するというのも特徴的ですね。


あかね
(管理人)

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人間関係以外にも大切なこと

ここまで「人間関係」をテーマに書きましたが、それ以外にも介護士が職場を去る理由は様々あります。

「働きやすい職場とは」「働きやすい施設・職種とは」という2つのテーマで考えてきましょう

1. 働きやすい職場とは

介護士にとって、どんな職場が「働きやすい」のか。

この点について、まずは職場の「雰囲気」にフォーカスして考えてみたいと思います。

職場の雰囲気を大別すると、こんな感じになると思います。


  1. 明るい職場
  2. 楽しい職場
  3. 和気藹々とした職場
  4. 静かな職場
  5. 暗い職場
  6. 緊張感のある職場
  7. 休む暇が無い職場
  8. 暴言が飛び交う職場
  9. パワハラ・セクハラがある職場

職場の雰囲気はどれに当てはまりますでしょうか?

(1)~(3)までは誰もが「働きやすい」と感じると思うでしょう。

この3つだけが当てはまった職場にお勤めの方は、比較的健全な環境で介護業務に従事できているものと推察できます。

逆に、(4)~(5)が当てはまってしまう方は要注意。

この記事では、主に(5)以降が当てはまった方に向けて、解決策をご提示することを目的として記事をかいてみたいと思います。

2. 働きやすい施設・職種とは

さて、なぜ介護士は(5)以降で感じるような不快感を職場から受け、悩み、最後には職場を離れてしまうのでしょうか。

現場の働きやすさは、施設及び職種によってかなり異なります。

施設・職種によって雰囲気も仕事内容も異なりますが、「職場が働きにくい」と感じる要因となるポイントはだいたい以下3つです。

  1. 仕事量(1人あたり)
  2. 職員数
  3. 人間関係

逆に言うと、上3つに当てはまる

まずは、お勤めの職場環境(施設・業務内容)と自分の適性が合っているかどうかを検討しましょう

上記で挙げた3つのポイントについて、もう少し掘り下げて書いてみますね。

1. 仕事量

仕事量が多くても、職員も多ければバランスが取れているので問題ありません。

重要なのは、「1人あたり」の仕事量です。

例えば少人数で多人数を相手にしなければならない場合は極めて過酷です。

病院介護の場合は特に、ミスすれば死に直結するケースもあり、業務には常に大きなプレッシャーが伴います。

こういった緊張状態では、介助を受けているご利用者様もあまり和やかではなくなり、職場の雰囲気が悪くなりやすい条件が自然と揃いやすいものです。

2. 社員数

仕事量が多すぎると問題となる一方で、社員数が少ないとアットホームな家族のような雰囲気となり「働きやすい」職場となる場合が多いことも申し上げておきます。

社員が多いほど派閥が生まれるなど人間関係が複雑化・悪化しやすいもの。

社員数と働きやすさには相関関係があるわけです。(すべてのケースに当てはまるわけではありません。あくまで経験に基づく自論です。)

「仕事量」が多ければ職場から余裕が無くなり、緊張感のある「働きにくい職場」になってしまいます。

3. 人間関係

これは今回のテーマですね。

介護業界の転職理由で最も多いのは「人間関係の悪化」です。

前述の通り

  • 性格が合わない
  • 上司、同僚と世代が違いすぎて話が合わない
  • 男女問題
  • いじめ、パワハラ

など様々な人間関係が悪化した結果、離職に直結してしまいます。

介護業界は様々な年代の方が職員として従事されているので、20代と50代で話が合わなかったり、職場内の年齢差が大きく開いていて気をつかい合ってしまう..ということもあるでしょう。

人間関係トラブルに悩む方へ

あなたが仮に深刻ないじめや人間関係トラブルに悩んでいるのであれば、転職するのも前向きに検討すべきです。

施設側に救いを求めるのは現実的に難しい

施設がトラブルを引き起こした人に罰を与えれば済むような問題ではないからです。

特に「いじめ」は基本的に多対一で行われるのが常なので、関与した全員に懲罰を与えると業務の継続が困難になる事も懸念されるからです。

これは施設にとって大変なリスクであることは想像に易いでしょう。

自体が発展してからは遅い。自分を守ろう。

味方がいない中で長期間同じ環境で我慢し続けることで受けるダメージは深刻なもので、

  • やる気をなくす。(モチベーションが下がる)
  • 周りが敵に見えて恐怖感を覚える
  • また同じことを繰り返すと思いこみ、ノイローゼになる
  • うつ病になる
  • 人に相談ができず、自分で抱え込みあえなく退職

こういった事態に発展してしまいます。

私は管理者として人事を担当していた経験もありますが、特にうつになって辞めていく人が多かったと記憶しています。

病気になってからでは転職も簡単には進めることはできません

いずれ復職するとしても、長期休暇が必要になるため、それだけ転職のハードルが高くなります。

病気に前に転職によって環境を改善することが大切なのです。

特に、資格保有者なら転職の幅が広いんです。

資格があれば有利に再就職、転職できます

以下の資格の内、いずれかをお持ちではないですか?

  • ヘルパー2級
  • ヘルパー1級
  • 介護職員初任者研修
  • 実務者研修
  • 介護職員基礎研修 介護福祉士
  • 社会福祉士
  • 介護支援専門員(ケアマネージャー)
  • 理学療法士 作業療法士
  • 言語聴覚士
  • 管理栄養士

介護関連の資格保有者は即戦力の優秀な人材なので、求人サイトを使えば「高待遇」「好条件」の優良求人案件を紹介してもらえるケースが多々あります。

年齢やブランクなどのハンディがあっても、無資格者より有利な条件で再就職、転職が可能です。

どうすれば人間関係トラブルを回避できるのだろう

施設の管理者として働いている立場からも言いたいのですが、人間トラブルが無い環境を実現するのは非常に難しいものです。

人の好き嫌いは好みの問題なので仕方のないことです。

しかし、感情的にならず「仕事」と割り切ってくれれば人間関係トラブルは起こりえないのですが..。

管理者はそういったマインドを職員に共有すべく努力すべきなのですが、それでも人間の心をコントロールするのは容易く有りません。

天災と同じく、トラブルは起きるときには起こってしまうものです。

今現在巻き込まれてしまって悩んでいる方は、前述の通り「施設を離れる」というのも有効な選択でしょう。

少なくとも、無理に我慢して病気になってしまう事だけは避けなくてはいけません。

転職をしないとなると、上司に直談判するか、トラブルを起こしている原因を解決する他ありません。

この場合、1日~3日程度で解決することは難しいため、1ヶ月以上かかるかも、という覚悟の上でトライしていきましょう。

上司がすぐに動かない場合は、2度3度と繰り返し訴える「粘り強さ」も大切です。

就職・転職すべき人、しない方が良い人の特徴

まずは、自分が今すぐ就職・転職すべきかどうかを客観的に判断してみましょう。

転職した方が良いのはこんな人

以下のような方は今すぐ就職・転職した方が良いと思います。

  1. 人間関係で悩んでいる(上司からのパワハラなど含む)
  2. 長時間労働がひどい
  3. お給料が足りない
  4. 経営状態が悪く、5年後存続していない可能性がある

特に「人間関係に悩んでいる」という方は多いですね。

また、①~③はいずれもブラック企業の特徴でもあるのです。

事態が今よりも深刻化する前に手を打っていきましょう。

再就職、転職しない方が良いのはこんな人

逆に、次の3つに当てはまる方は、今すぐ就職・転職しなくても良いと思います。

  1. 就職後1か月目など、まだ就職して間もない人
  2. 仕事内容、年収、福利厚生、休日、環境、勤務地、労働時間など自分の条件を全てを満たしてくれる会社を求めている人
    そんな仕事は本当に稀です。
  3. なんとなく再就職、転職しようと思っている人(転職してどうなりたいか、明確な目的を持つべきです)

転職する方向けに参考資料をご用意しました↓

参考資料:「転職」で収入は増えるか?

ちなみに、こちらは政府統計をグラフ化したものです。

転職後の収入増減率
厚生労働省 政府統計 平成27年転職者実態調査の概況より

「給料を上げたい!」と思っても、全年齢を平均すると40%ほどの成功率※となります。

思ったよりも厳しいと感じる方も多いのではないでしょうか?

これが『転職すれば給料は増える』と安易に考えることは危険だと言われる理由です。

闇雲に就活・転職をすることはリスクです。

再就職、転職サイトを利用してプロのサポートを受けたり、求人を厳選し、リスクを最大限に回避した転職を目指しましょう。

15~19歳の場合は66.4%の確率で収入が増加。