介護の転職はハローワークと求人サイトどちらを使えば失敗しない?【2022年版】
ハローワークと求人サイト(転職エージェント)のメリット・デメリットを解説!

介護の転職を考えた時、ハローワークか求人サイト(転職エージェント)どちらを使うか悩みますよね。
転職で失敗したり、後悔しないためにはどちらを使うべきなのか。
この記事では、それぞれのメリットや適性について分析しつつ、私の考察なども掲載しています。
ぜひご参照ください。
もくじ
介護の転職で失敗しないためには、情報の質と量が重要
転職で失敗したくないのであれば、求人情報の「質と量」に拘るべきです。
求人探しで最も気をつけるべきこと
求人を探す「求人媒体」はいくつもありますが、求人は選んで終わりではありません。
煩雑な「比較作業」がその次に待っています。
- 企業概要(施設概要)
- 勤務時間
- 給与体系
- 福利厚生
- 入居者、利用者の介護等の情報
- 勤務場所
思いつくだけでも、これだけの情報を確認し、比較しなければいけないので大変です。
そのため、
もう面倒くさいからとりあえず面接申し込もうかな..。
このようなメンタルになる場合も多いです。
しかし、この状態がまさにイエローカード。
このメンタルだと、本当はもっと良い求人に出会えたかもしれないのに、そのチャンスを棒に振る可能性があるのです。
求人媒体を検討する前に、この事をしっかり認識しておきましょう。
求人媒体に拘る重要性
ハローワークにしろ転職サイトにしろ、「求人を探す」という目的は同じです。
- ハローワーク
- 求人サイト(転職エージェント)
- ぐぐる(ネット上の情報をかき集める)
このどれを選んでも、介護の求人にたどり着くことは可能であり、何も難しいことはありません。
と思うかもしれませんが、よく考えてください。
- そのサービスで、どの程度の深い情報が得られるのか
- そのサービスで、どの程度の量の求人を比較できるのか
- そのサービスは使いやすいか
- そのサービスは、担当者(ハローワークであれば窓口担当)のアドバイスを受けられるか
といった所を検討する重要性を。
「ハローワーク」は(1)~(3)の部分は問題ないでしょう。
しかし、(4)はどうかと言うと、例えば介護資格の事や施設の分類、介護の専門的な質問に答えるのは不可能に近いと思います。
「介護の求人サイト(転職エージェント)」はどうでしょうか?
(1)~(4)いずれもクリアしているので完璧なように思えますが、「ハローワーク」のように国のお墨付きがあるわけではありません。
また、一口に求人サイトといっても、担当者が付かないサービスや、介護の転職を専門としていないサービスもあり、優れたエージェントを探すのは大変です。
※この点は当サイトをぜひご活用いただきたいところです
各求人媒体、それぞれにメリット・デメリットがあるわけです。
以下より、まず「ハローワーク」のデメリットとメリットを上げた上で、この「転職サイト(転職エージェント)」についても詳しく選び方などをご紹介します。
ぜひお役立てください。
ハローワークのメリット・デメリット
ハローワークのメリット
ハローワークの最大のメリットは、国のお墨付き組織であることです。
ハローワークに求人を出す企業といえば、国や県、道が推奨する企業になりますので、間違った企業はおおよそ少ないだろうとも言えるので安心感も大きいですね。
そして、ハローワークを介して応募すると、ハローワークからの紹介状を得て面接に臨むことができるのも強みです。
これは、大きな武器になります。
これは求人を出す企業側からしてもメリットが大きいため、「ハローワークにしか求人を出さない」という企業もザラにあります。
実は、ハローワークから求職者を正社員にすると補助金が出る場合があるんですよね。
ハローワーク経由での面接依頼は承認されやすいとも聞きました。(ハロワ無し個人での申し込みで苦戦していた方)
ハローワークは国の支援によって運営されているので、「国のお墨付き」という意味でも安心感があるのです。
ハローワークのデメリット
全国のハローワークで受理された求人が掲載されているため、完全に「無審査」で求人が掲載されているわけではないのですが..
- 実際にそこに勤めている人からフィードバックを得ているか
- 過去の離職率などを検討しているか
- 介護の技術的な良し悪しを把握しているか
というと、介護業界に特化して厳選した求人を掲載している「転職エージェント」と比べると審査が甘い可能性があります。
つまり、ブラック企業が求人に紛れ込んでいるリスクについて承知しておかなければいけません。
求人サイト(転職エージェント)のメリット・デメリット
求人サイト(転職エージェント)のメリット
介護の求人サイトを利用する最大のメリットは、「非公開求人」にアクセスできる点、担当のエージェントから転職のサポートを受けられる点です。
- 過去、その会社(施設)で問題はあったか
- その会社(施設)の離職率
- その会社(施設)で現在働いている人の口コミ・評価
- 非公開の求人情報
といった情報も、介護業界に特化したエージェントであれば把握しているはずです。
また、登録すると担当者が付いてくれるのも求人サイトの大きな魅力です。
介護職専門の担当者が付くので、資格や就職後の希望などを具体的に話し合う事が可能です。
介護士として今後キャリアをどうしていきたいのか、キャリアパスについても積極的に相談してみましょう。
求人サイトによっては履歴書の書き方や面接のサポートも行ってくれるので、特に初めて転職する場合は大変心強いサービスとなるでしょう。
さらに、ネット上で求人検索ができるので24時間いつでも転職活動ができるのも良いですね。
業界出身の専門コンサルタントがしっかりとキャリアに合わせた就職先を提案してくれだけでなく、金額や「夜勤を減らしたい」と言った条件面の交渉も代行してくれます。
求人サイトによっては面接に同行してくれる場合もあるので、ハローワークとのサポート力の違いは雲泥の差があると言えます。
求人サイト(転職エージェント)のデメリット
もちろん、求人サイトにもデメリットはあります。
- エージェントによっては夜分に連絡してくる場合がある
- すぐにでも転職したい人には最適だが、ゆっくり時間をかける方には不向き
- 国のお墨付きは無い
などが挙げられます。
あかね
(管理人)
このサイトでは、転職時に役立つ転職サイトをランキング形式で掲載中。
管理人が転職する時に検索魔と化し情報を調べまくった日々の集大成なので、自信を持ってオススメします笑。
ぜひ、ご覧ください!
ハロワと転職サイト、どちらを使えば失敗しないのか
さて、ハローワークと転職サイトについてメリット・デメリットを解説してきました。
と言われますが、結論を申し上げます。
両方使ってください!
ハローワークと求人サイト、それぞれのメリットを把握し、いいとこ取りをするのです。
基本的にはハローワークを中心に転職活動を行い、
- キャリアパスの相談
- 非公開求人の検索
- 介護業界の転職に関する情報収集
といった、より一層い質の高い情報は「転職サイト(転職エージェント)」を活用して進めるのです。
これが最も合理的で、失敗する確率の少ない求人媒体の活用方法ではないでしょうか?
もちろん、この2つに加えて「転職イベント」「求人雑誌」などを活用しても良いと思います。
おわり
ハローワークと求人サイト、それぞれの良い点と悪い点をまとめ、失敗しないための求人媒体の選び方をご紹介しました。
長くなりましたが、情報の整理はできましたか?
繰り返しますが、転職、再就職で最も重要なことは「情報の量と質にこだわる」こと。
これを忘れないでください。
皆様の転職が成功することを祈っています。
介護の転職活動をする前に決めておくべきこと
数多くの人の介護の転職活動をする方と出会ってきましたが、その中で、転職活動が上手くいく人、上手くいかない人の差がある事に気づきました。
うまく行かない人の多くは実際の活動に入る前から自分自身で今回の介護の転職に際して重視すべき点を決めていない事が多いです。
これを決めておくことで、なぜ転職が成功する確率が上がるのか?
その理由はとてもシンプル。
これを決めておけば、面接時にその会社が「本当に自分が適した会社なのかどうか」を判断できるようになるからです。
上手くいかない人は、「内定がもらえるかどうか」を重要視し、介護の転職後の事をイメージできていない場合が多いです。
自分が重視したかった点をクリアしていない会社に内定をもらえたとして、入社して大丈夫でしょうか?
この点を一度冷静に検討してみることが大切です。
どこでも良いから内定もらえてラッキー!という考え方では転職後に後悔する可能性が高いです。
それともう一つ。
事前に自分の重視するポイントを明確にできていれば、介護の面接においても適切なタイミングと言葉で質問したり、回答できるようになるので自然と面接官の心象もより良いものになるはずです。
介護の求人媒体の種類について
たくさんある求人媒体のそれぞれの特徴をざっくりとまとめてみました。
総合求人サイト |
|
---|---|
介護の転職エージェント |
|
求人誌・求人チラシ |
|
転職イベント |
|
ハローワーク |
|
(参考:森本 千賀子「マンガでわかる 成功する転職」)
管理人のおすすめは介護の転職エージェントです。
同業種の転職にも、他業種をチャレンジする場合にも気軽に活用でき、利用料金も無料です。
さらに、ハローワークでは出会えない「非公開求人」を取り扱っている介護のエージェントを活用すれば、転職できる企業の幅が大きく広がります。
これと「総合求人サイト」を組み合わせるのもおすすめ。いずれもウェブ上で効率よく転職活動を進めることが可能なので、相性が良いです。
CATEGORY
介護のおすすめ再就職、転職サイト