介護の仕事が辛い、と思ったら要注意。体を壊す前にすべき事
介護の仕事を辞めたいと悩んでいる方へ

介護は過酷な仕事ですが、給料が世間の平均と比べると低いのが特徴です。
これが人手不足問題が解決しにくい要員の一つであり、安易に他業種から転職先として選ばれにくい原因の一つでもあります。
しかし、「介護職辛すぎる..辞めたい」と悩んでいる方に伝えたい。
施設も、待遇も、人間関係も、仕事内容も、肉体的な負担も。
全て運営会社によってかなり違いがある、ということを。
今の職場があまりにも辛いと感じている場合や、健康に支障が起こりつつある方。
ぜひご一読ください。
もくじ
なぜ介護士は辛いと感じるのか
介護士が辛い理由1. 待遇(給料・年収)が低い
なぜ介護士の待遇はなかなか改善されないのでしょうか?
介護業界は平均所得の低さから人手不足問題が慢性化しており、それが直ちに過労問題に直結しています。
原因を大きく2つに分けると、
- 国の対応
- 施設の対応
この2つ、どちらも大きく改善に向けて動かなければ待遇は変わらないでしょう。
少し政府に対するぐちになりますが…
介護という社会の重要なインフラに対して、もっと手当や報酬を上げるべきです。
国には「年間予算を早く見直せ」と言い続けて行きたいですね。
介護士が辛い理由2. 体への負担が大きい
介護業務は肉体労働です。
特に高齢者を起こす、寝てもらう、入浴..
これらは腰に大きな負担がかかる業務で、特に女性にとっては大変でしょう。
1度、2度なら耐えられるものですが、毎日何十回もこの介助をすると、腰痛のきっかけになったり、最悪の場合はヘルニアを発症してしまいます。
この肉体的な苦痛から「介護は辛い」という発想になりがちです。
辛い介護を我慢し続けないこと
介護業界に入った時点である程度介護の厳しさは覚悟できていたと思いますが、実際の現場には想像を超えた厳しさがありますよね。
それでも
こんな考えでやせ我慢をしてしまっている人も多いでしょう。
社会人である以上、ある程度の忍耐力、我慢する力は必要です。
しかし、必要以上に我慢を続けてしまうと、最悪の場合は病気になってしまい、再起不能となってしまいます。
介護 辛い はSOSサイン
そう感じるようになったら、それは体からのSOS信号だと考えた方が良いでしょう。
自分では気がつかないうちに体へのダメージが進行している場合もあるのです。
- 精神的に辛いと感じている→うつ病へと進行
- 肉体的に辛いと感じている場合→腰痛が進行してヘルニアを発症
最悪、このような経過を辿ってしまいます。
ヘルニアになるとこれまでのような介護が難しくなり、介護人生に多大な影響が起こってしまいます。
日本人特有?なのか、任せられた仕事って拒否できないんですよね。
全て我慢して頑張って仕事をしていた結果..このような病気になってしまいました。
介護業務は体の負担が無いように工夫していますが、難儀なものです。
うつ病もヘルニアも、重症化した場合は現場での仕事が不可能になります。
一刻も早く体のSOS信号に気づき、早く予防策を取ることが重要なのです。
あかね
(管理人)
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介護 辛いと感じる方に伝えたいこと
介護が辛いと感じる方に伝えたいことがあります。
施設も、待遇も、人間関係も、仕事内容も、肉体的な負担も。
全て運営会社によってかなり違いがある、ということです。
あなたがいる施設より、100m離れた別の施設の方が負担が大幅に少ない、と言うことはよくあるのです。
まずは他の施設の現状を知ってください。そして、我慢しすぎないでください。
↓いろいろな施設↓
介護施設の種類について
介護業界には多様な介護施設があり、それぞれに特徴や受け入れ条件・運営母体の違いがあります。
代表的な施設としては、以下のようなものがあります。
- 介護付有料老人ホーム/○
- 住宅型有料老人ホーム/○
- グループホーム/○
- サービス付き高齢者住宅/○
- 健康型有料老人ホーム/○
- 高齢者専用賃貸住宅/○
- 高齢者向け優良賃貸住宅/○
- シニア向け分譲マンション/○
- 特別養護老人ホーム/△
- 介護老人保健施設/△
- 介護療養型医療施設/△
- 軽費老人ホーム/△
- ケアハウス/△
○・・民間が運営 △・・公的施設が運営
退職、転職(再就職)という選択肢
自分の職場と他の職場を比較したら
この施設の仕事なら夜勤や移動が少なそう。
待遇もほとんど変わらないし..良いかも!
そんな施設が見つかるでしょう。
↓色々な求人媒体を活用してください↓
介護の求人媒体の種類について
たくさんある求人媒体のそれぞれの特徴をざっくりとまとめてみました。
総合求人サイト |
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介護の転職エージェント |
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求人誌・求人チラシ |
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転職イベント |
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ハローワーク |
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(参考:森本 千賀子「マンガでわかる 成功する転職」)
管理人のおすすめは介護の転職エージェントです。
同業種の転職にも、他業種をチャレンジする場合にも気軽に活用でき、利用料金も無料です。
さらに、ハローワークでは出会えない「非公開求人」を取り扱っている介護のエージェントを活用すれば、転職できる企業の幅が大きく広がります。
これと「総合求人サイト」を組み合わせるのもおすすめ。いずれもウェブ上で効率よく転職活動を進めることが可能なので、相性が良いです。
介護の辛さを他人に相談するメリット
ハローワークにしろ、求人サイト(転職エージェント)にしろ、求職だけでなくもう一つのメリットがあることを知っておいてください。
相談することで、心が軽くなるということです。
「介護が辛い」と感じている方は、一人で問題を抱え込んでいる場合が多いです。
まずは誰かに相談してみましょう。
悩みを担当者に打ち明ければ、きっと親身になって話を聞いてくれるはずです。
具体的なアドバイスや、データに基づいた対処方法を提供してもらえる場合もあります。
「逃げ道はあるんだ」
という事実が、あなたの心に希望の光を灯すはずです。
今より一歩進むためのリハビリだと考えて、在職中・退職後問わず、まずは利用してみることをおすすめします。
↓こちらもご参照ください。
就職・転職すべき人、しない方が良い人の特徴
まずは、自分が今すぐ就職・転職すべきかどうかを客観的に判断してみましょう。
転職した方が良いのはこんな人
以下のような方は今すぐ就職・転職した方が良いと思います。
- 人間関係で悩んでいる(上司からのパワハラなど含む)
- 長時間労働がひどい
- お給料が足りない
- 経営状態が悪く、5年後存続していない可能性がある
特に「人間関係に悩んでいる」という方は多いですね。
また、①~③はいずれもブラック企業の特徴でもあるのです。
事態が今よりも深刻化する前に手を打っていきましょう。
再就職、転職しない方が良いのはこんな人
逆に、次の3つに当てはまる方は、今すぐ就職・転職しなくても良いと思います。
- 就職後1か月目など、まだ就職して間もない人
- 仕事内容、年収、福利厚生、休日、環境、勤務地、労働時間など自分の条件を全てを満たしてくれる会社を求めている人
そんな仕事は本当に稀です。 - なんとなく再就職、転職しようと思っている人(転職してどうなりたいか、明確な目的を持つべきです)
転職する方向けに参考資料をご用意しました↓
参考資料:「転職」で収入は増えるか?
ちなみに、こちらは政府統計をグラフ化したものです。
厚生労働省 政府統計 平成27年転職者実態調査の概況より
「給料を上げたい!」と思っても、全年齢を平均すると40%ほどの成功率※となります。
思ったよりも厳しいと感じる方も多いのではないでしょうか?
これが『転職すれば給料は増える』と安易に考えることは危険だと言われる理由です。
闇雲に就活・転職をすることはリスクです。
再就職、転職サイトを利用してプロのサポートを受けたり、求人を厳選し、リスクを最大限に回避した転職を目指しましょう。
15~19歳の場合は66.4%の確率で収入が増加。
辛くない介護の施設とは
ところで、「介護が辛い」と感じない施設とはどんなものでしょうか。
私は、「職員ファースト」ができる施設は、これに当てはまると思っています。
現在の勤務体制は、世に言うブラック企業にも似ています。
もちろんこれは人手が足りない事が一因なのですが、
- 手当を充実させる
- 有給休暇の確実な消化
- スキルアップするための仕組みを拡充
- メンタルケアの時間を設ける
といった工夫は、施設側で出来るはずです。
職員が「働きやすい」と感じる職場であれば離職率は下がり、同時に職員の勤務体制は改善されていくはずです。
逆にこれができなければ離職率が上がり、
退職→採用→退職のサイクルを繰り返す「人員消費型の介護施設」になってしまうでしょう。
このような施設で働く職員は「介護は辛い」と感じるに決まっています。
あなたがこれから転職、再就職をするのであれば、どの程度施設が「職員ファースト」なのかをよく確認される事をおすすめします。
資格があれば有利に再就職、転職できます
以下の資格の内、いずれかをお持ちではないですか?
- ヘルパー2級
- ヘルパー1級
- 介護職員初任者研修
- 実務者研修
- 介護職員基礎研修 介護福祉士
- 社会福祉士
- 介護支援専門員(ケアマネージャー)
- 理学療法士 作業療法士
- 言語聴覚士
- 管理栄養士
介護関連の資格保有者は即戦力の優秀な人材なので、求人サイトを使えば「高待遇」「好条件」の優良求人案件を紹介してもらえるケースが多々あります。
年齢やブランクなどのハンディがあっても、無資格者より有利な条件で再就職、転職が可能です。
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