介護業界で一番ストレスが溜まる職種は?【2020年版】

介護業界の職種別ストレス比較

読者様から寄せられた介護の体験談記事を掲載しています。

介護の仕事はストレスが多い!というのは、介護の仕事についてよく知らない人ですら、誰でも一度は聞いたことがある介護職の定番イメージです。

事実、介護の仕事は高齢者の介助をするため、精神的、肉体的ともにストレスが多い仕事です。

また、介護の仕事には様々な職種があり、それぞれ業務内容も大きく異なるため、職種ごとにストレスの違いもあります。

そこで、今回は職種ごとのストレスの違いについて解説していきます。

介護施設の種類について

介護業界には多様な介護施設があり、それぞれに特徴や受け入れ条件・運営母体の違いがあります。

代表的な施設としては、以下のようなものがあります。

  • 介護付有料老人ホーム/○
  • 住宅型有料老人ホーム/○
  • グループホーム/○
  • サービス付き高齢者住宅/○
  • 健康型有料老人ホーム/○
  • 高齢者専用賃貸住宅/○
  • 高齢者向け優良賃貸住宅/○
  • シニア向け分譲マンション/○
  • 特別養護老人ホーム/△
  • 介護老人保健施設/△
  • 介護療養型医療施設/△
  • 軽費老人ホーム/△
  • ケアハウス/△

○・・民間が運営 △・・公的施設が運営

特別養護老人ホームのストレス度は?

特養の最大の特徴は「チームによる介護」です。

  • 介護職
  • 看護職
  • 栄養士
  • 相談員

主に、これらの多職種が連携して一人の利用者に関わります。

また、介護職員の数も1フロア(1ユニット)に3名以上は勤務します。

人数が多いということは、わからないことや緊急時などは周りに助けを求めることもできるので、うまく協力、連携ができる職場であれば大変心強いものです。

しかし、人数が多いがゆえに、職員間のトラブルが起きやすいデメリットもあります。

また、利用者は要介護3以上の重度者が多いため、排泄や入浴の介助はもちろん、重度の認知症にも対応しなければいけないので、身体的にも重労働です。

そして、多くの特養では夜勤がありますので、不規則な生活による体調不良を招く可能性もあります。

ストレス度:★★★★★

老人保健施設のストレス度は?

老健は、特養に比べると軽度の利用者が在宅復帰を目指すための施設です。

自分のことは自分でするという前向きな利用者も多いため、特養に比べると身体的なストレスは少ない傾向にあります。

また医療系の職種が特養よりも多いので、医療知識や技術の勉強にもなります。

しかし、一方で医療系のスタッフが介護職を下に見る傾向もあります。

確かに、介護の資格に比べれば医療系の資格は取得までの学習量も違い時間や手間がかかるのは事実です。

その分、言葉や行動に表れてしまい、介護職は肩身の狭い思いをする可能性があります。

ストレス度:★★☆☆☆

デイサービスのストレス度は?

デイサービスでは特養や老健に比べると軽度の利用者が多く、コミュニケーションやレクリエーションなどによって利用者を楽しませることがメインになります。

利用者の介護度が軽度のため介護職の身体的負担は少なく、日曜や年末年始などの休みもあります。

また、夜勤もないため勤務上の負担が少ないのが特徴です。

しかし、デイサービスでは利用者=お客様の意識が強く、サービスやマナーについてクレームを受けることもあって神経をすり減らすことにもなりかねません。

そして、夜勤がないのはメリットである一方、夜勤手当がない分、施設勤務に比べると給料が少ないというデメリットでもあります。

介護業界における
「夜勤」と「手当」の話

一般的に、夜勤手当はパート・正社員問わず支給される場合が多いです。

パートの場合、時給に500円程度上乗せされれば並でしょう。

「夜勤手当5,000円/回」のように回数ごとに支給されるケースも増えていますね。

管理人の勤めていた特養の場合、介護福祉士など資格保有者は、より優遇されていました。

夜勤に関する支給額の目安を以下の表にまとめたので、参考にご覧ください。

夜勤手当(1回毎に支給)3,000~8,000円
夜勤手当(パート・派遣の時給) 22~翌5時の間は時給が25%増し
夜勤専従の日給(有資格者の場合)20,000~30,000円

金額は東京の求人を参照したもの

ストレス度:★★★☆☆

グループホームのストレス度は?

家庭的なケアができ、1ユニットの人員も手厚いため、ゆとりのある介護が特徴です。

利用者の数も少ないので、特養などでよく見られる流れ作業的な介護ではなく、利用者一人一人に寄り添った介護ができます。

食事や掃除なども介護職が行うことになるため、家事が苦手な人にはストレスに感じるかもしれません。

また夜勤は1人で勤務するため、ナースコールの対応、巡回、体位交換、トイレ誘導、全てに1人で対応しなければならない上に、待機中は事務仕事の処理を行うケースもあります。

しかも、グループホームは認知症の方のみが入所する施設なので、認知症の対応にストレスを感じる可能性もあります。

ストレス度:★★★★☆

ホームヘルパー(訪問介護)のストレス度は?

自宅に訪問して、個別に生活援助や身体介護を行います。

料理や掃除などの生活援助を行うことがメインで、特養などの施設職員に比べると体力的な負担は少ないです。

また、1人でサービスを提供するため、職員同士の人間関係のトラブルに悩まされることも少なく、夜勤がほとんど無く拘束時間も短めなので、子育て世代の介護職には融通がききやすいともいえます。

ただし、緊急時には他の職員に助けを求めることができないため、とっさの判断力や豊富な経験が必要になってきます。

また、訪問介護の雇用形態の比率は、非常勤が70%、正職員が30%と、正職員の雇用は少なく、正職員での勤務は難しいかもしれません。

そして、利用者の自宅という閉ざされた空間でのサービス提供のため、利用者本人や利用者の家族からハラスメント行為を受けるリスクが、施設勤務よりも高いといえます。

ストレス度:★★★☆☆

さいごに

いかがでしたでしょうか。

色々な施設を比較してみましたが、個人的には一番ストレスフルな施設は「特別養護老人ホーム」か「グループホーム」かなと思います。

介助の大変さもありますが、仲間と連携がうまくとれない時の負担がかなり大きいイメージがあります。

まぁ、実際には職場・会社の方針などによって全然違うので一概には言えませんが。

 

最後に、介護関係の各施設の比較表を掲載します。

「私の職場..ストレスすごすぎてきつい..」

そんな方は、他の施設や介護業界の他のお仕事も検討してみましょう。

介護と一口に言っても、その業務内容は様々なのです。

気になる施設があれば、求人サイトやハロワなどで求人を探してみてくださいね。

介護の求人媒体の種類について

たくさんある求人媒体のそれぞれの特徴をざっくりとまとめてみました。

総合求人サイト
  • 転職を考えるすべての人
  • キーワード検索があるので、ある程度条件が絞られている人
介護の転職エージェント
  • 介護の転職の方向性に迷い、キャリアの相談に乗って欲しい人
  • 高度なキャリアがあり、非公開の求人情報を知りたい人
求人誌・求人チラシ
  • 勤務地を意識した転職活動をしたい人
転職イベント
  • 一度に、たくさんの企業研究がしたい人
  • 希望の企業を決める際、社員と直接話をして決めたい人
ハローワーク
  • 勤務地(地域)を意識した転職活動をしたい人
  • Uターンなどで、地域に密着した企業ではたらきたい人

(参考:森本 千賀子「マンガでわかる 成功する転職」)

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