特養からデイサービスへ転職、再就職した介護士の体験談。不満は無い?
私がデイサービスへ転職したシンプルな理由

読者様から寄せられた介護の体験談記事を掲載しています。
専門学校を卒業後、特養でフロアリーダーとして働いた私。
5〜6年ほど勤めましたが、その後ある理由からデイサービスへの転職をしました。
その理由と、待遇などの良いところ、悪く感じたところを書いていこうと思います。
ぜひ最後までご覧ください!
介護の専門学校を卒業し、特養へ就職
私は介護の専門学校を卒業して特別養護老人ホーム(特養)に就職しました。
介護の専門学校では、現場の体験実習や初任者研修の認定などを得ることができたので、スムーズに介護の世界に入ることができたと思います。
↓特養の基本情報↓
特養(特別養護老人ホーム)とは
特養とは社会福祉法人等が運営する公的な施設です。
まずは入所の条件ですが、基本的に65歳以上の方で、要介護認定3以上の方が入所されます。※
虐待やネグレクトなど緊急性の見られるケースの場合だと例外的に入所できる場合もあります。
- 有料老人ホーム
- サービス付き高齢者向け住宅(サ付・サ高住)
- 介護老人保健施設(老健)
- 軽費老人ホーム(ケアハウス)
- グループホーム
などの施設としばしば混同されますが、特養の人気が高いのは地方公共団体・社会福祉法人が運営しており、比較的料金が安いのが特徴です。
入所希望者が多く待機待ちになっている施設が多くあると言われています。
重度の介護を必要とする方が少ないこと、求人が多いことから介護士からも人気があります。(多忙な職場ではありますが)
デイサービスに転職した理由
特養からの転職を決めたのは、私の体調に異変が出始めたのがきっかけでした。
特養に就職した当初、正社員で介護福祉士としてパートのおばちゃんや介助方法の違い、学校で習ってきたこととは違う介護の世界にものすごく苦戦した事を覚えています。
それでもめげずにフロアの異動などを得てフロアリーダーを任されるようになりました。
初めて人を指導したり、方向性をまとめたりする役職で気合十分でした。
しかし、
- ケアプランのモニタリング
- カンファレンス
- 書類まとめ
など不慣れな業務も多く、当初自分が思っていた以上に大変でした。
仕事が多すぎませんかね..。
夜勤中も休憩をせずに業務にあたったり、シフト上無理をしないといけないときも率先して出たり..。
そんなこんなで無茶な仕事をしすぎたため、ある日倒れてしまった私。
その後、ドクターストップがかかり結局退職しました。
解放されたって感じでしょうか。
ちなみに、ドクターからは「かなりひどい勤務状況だ」というようなお話をされました。
今思えば完全にブラック労働を強いられていた状況でしたが、働いていると自分ではなかなか気が付かないものですね。
精神病になったりヘルニアを発症する人も多いとのことでしたので、そういった状況にならなかったことは良かったです。
私はギリギリ何とかなりましたが、体を壊してからでは遅いと思います。
我慢するくらいなら明日にでも退職する!くらいの勢いで良いのではないでしょうか。
転職活動のこと
晴れて特養を退職した私。
いろいろな「転職本」を読み自己分析をした結果、自分に「デイサービス」に適正があることが判明。
- 目立ちたがり屋で人を笑かすのが好きでした。
- 冗談も言いたいし、基本的に笑っていたい
こういった特性と、デイサービスという仕事の相性が良いようです。
目標を定めた後は、ハローワークなどの求人媒体を活用し、転職、再就職活動をスタートしました。
介護の求人媒体の種類について
たくさんある求人媒体のそれぞれの特徴をざっくりとまとめてみました。
総合求人サイト |
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介護の転職エージェント |
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求人誌・求人チラシ |
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転職イベント |
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ハローワーク |
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(参考:森本 千賀子「マンガでわかる 成功する転職」)
管理人のおすすめは介護の転職エージェントです。
同業種の転職にも、他業種をチャレンジする場合にも気軽に活用でき、利用料金も無料です。
さらに、ハローワークでは出会えない「非公開求人」を取り扱っている介護のエージェントを活用すれば、転職できる企業の幅が大きく広がります。
これと「総合求人サイト」を組み合わせるのもおすすめ。いずれもウェブ上で効率よく転職活動を進めることが可能なので、相性が良いです。
色々な求人媒体をバランス良く活用するのが今どきの転職活動ですかねー。
最終的には転職エージェントを活用して、希望通りの職場へ転職することができました。
あかね
(管理人)
このサイトでは、転職時に役立つ転職サイトをランキング形式で掲載中。
管理人が転職する時に検索魔と化し情報を調べまくった日々の集大成なので、自信を持ってオススメします笑。
ぜひ、ご覧ください!
デイサービスに転職して良かったこと
デイサービスに転職してからは、レクリエーションから体操など人前に立って話すことがメインの業務になりました。
と、苦戦はしましたが、入社して2年経ちさすがに要領を掴んできました。
今では利用者を笑かして私もエネルギーをもらえています。
転職して悪かったこと
特養からデイサービスに転職する前には、
と、このように思っていたのですが、実際は役に立たない知識が多いものです。
デイサービスは「在宅で生活している人の支援」が主な業務となりますので、
この人はどうすると少しでも長い期間自宅で生活できるのだろうと考えるのが一番重要。
こういった考え方やノウハウは特養で身につけることはできませんでした。
「現実はそう簡単に技術は応用できないんだなぁ」
と、就職してから思いました。
これは、慣れて納得するまで時間がかかりましたね。
介護の仕事といっても、「デイサービス」「介護士」「ケアマネ」などなど色々な仕事があります。
仕事それぞれにノウハウは全くと行っていいほど異なるため、これらを隔てて転職、再就職をしようと考えている方は、
それなりに勉強が必要になるということを覚悟しておきましょう!
そういった事も新鮮で楽しい!と思える人なら今すぐ転職できると思います。
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