腰痛に悩む介護士必見!腰の負担を転職で解決した実体験
腰痛の解決には介護業務の見直しが必要

読者様から寄せられた介護の体験談記事を掲載しています。
私は特別養護老人ホームで正規の介護職員として働いている39歳男性職員です。
「今の職場では腰がダメになる。ヘルニアを発症する前になんとかしよう」と思い、年齢的にキツかったですが、転職する事を一大決心しました。
そして今はというと、ヘルニアを発症することなく、かつ介護の仕事を続けることが出来ております。
職場によって介護業務は大きく異なるため、腰への負担もそれぞれ、「重い」「軽い」色々あるのです。
つまり、腰痛の解決法の1つとして転職、再就職は有効なんです。
今現在腰痛に悩んでいらっしゃる方や、それを機に介護職から離れることを考えている方にぜひ読んでいただきたいです!
もくじ
転職のきっかけは腰痛だった
私はもともと腰痛持ちだったんですが、介護の仕事を始めてからというもの、日増しに腰痛が悪化していきました。
たぶんヘルニアになりかけていたと思います。
ヤバい。
特に入居者さんを起こす時が一番キツイ。
介護という仕事自体は気に入っていたので、今後も永く仕事を続けていくために色々と悩みました。
私は転職を選んだ
「もう少し仕事の負担を減らすことはできないか」
と色々な方法を試しました。
- 上司に腰痛の悪化を報告
- 事務業務を主体にしてほしいと希望する
- 2人体制での介助を希望
しかし、やはりそう簡単に制度や配置は変わりません。
こんな態度でした。
かくして、私は退職を決意することになります。
そして3ヶ月後。
現在の職場である「特別養護老人ホーム」で働くことになりました。
特養(特別養護老人ホーム)とは
特養とは社会福祉法人等が運営する公的な施設です。
まずは入所の条件ですが、基本的に65歳以上の方で、要介護認定3以上の方が入所されます。※
虐待やネグレクトなど緊急性の見られるケースの場合だと例外的に入所できる場合もあります。
- 有料老人ホーム
- サービス付き高齢者向け住宅(サ付・サ高住)
- 介護老人保健施設(老健)
- 軽費老人ホーム(ケアハウス)
- グループホーム
などの施設としばしば混同されますが、特養の人気が高いのは地方公共団体・社会福祉法人が運営しており、比較的料金が安いのが特徴です。
入所希望者が多く待機待ちになっている施設が多くあると言われています。
重度の介護を必要とする方が少ないこと、求人が多いことから介護士からも人気があります。(多忙な職場ではありますが)
仕事内容重視の転職だったので、お給料は変わりません。
施設を変えて変わったこと
労働時間が減った
転職後は労働時間がかなり減ったことが嬉しかったです。
早番・日勤・遅番は8時間勤務でしたが、転職後は7時間半に。
夜勤が16時間勤務から15時間半になりました。
流行りの「働き方革命」というものの一環で労働環境が緩和されたと聞きました。
残業もほとんどないです。
転職して労働時間が減ったことで肉体的に楽になりました。
ユニットケアができて働き甲斐ができた
前の施設では、利用者様80人以上を30人の介護職員で介護していました。
今の会社では「ユニットケア」というシステムになり、10人の利用者様を7人の介護職員で介護しています。
これが何よりも大きな変化でしたね。
同時に、利用者様とゆっくり向き合う時間も生まれました。
例えば歯磨きも朝・昼・夕3回できて、トイレ誘導も個々の利用者様に合わせてできるようになりました。
腰痛が軽減した
「ユニットケア」システムの職場についてからは、腰痛もかなり改善しました。
動線が少なくて利用者様のケアがすぐ出来る環境なので、バタバタと走り回らなくても良くなりました。
以前の職場は拘束時間が長かったので病院もまともにいけませんでしたが、今は月1くらいで病院と鍼灸院に通えるようになり、今ではほとんど痛みはありません。
まとめ
以上、私が介護職員から介護職員への転職に成功した体験談を書いてみました。
介護は辛い仕事と言われます、実際私もつらい日々が永く続きました。
でも、労働環境が良くなるだけで、仕事を楽しむ余裕が生まれます。
今の施設に来て、はじめて「介護が楽しい」と思えたんです。
もし、腰痛に悩んでいたり、1人で何十人もの利用者様を相手にしなければいけない状態にある方がいらっしゃいましたら、ぜひ転職を検討して欲しいと思います。
僕の体験談が何か皆様のお役に立ちましたら幸いです。
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