トロミの上手な付け方・コツを介護士が教えます!簡単です。

おすすめのトロミ付けの方法(介護士さん向け)

こんにちは、認知症介護のフロアで介護サービスに従事している者です。

今回は飲み込む力が弱い方に不可欠な「トロミ」の付け方やコツについてお話します。

一応介護士さん向けに書いていますが、ご家族の介護をされている方も実践されると良いかもしれません。

ぜひ、ご参考にどうぞ。

もくじ

トロミ付けの基本情報

トロミは専用の粉を使って付けていきます

まず、ちょっと「トロミ」についての基本をおさらいです。

飲み込む力が弱い人への水分は状態に合わせてトロミの強さを調整し、付けていきます。

この時、片栗粉などは使わず「トロミ専用の粉」を利用するようにします

専用の粉であれば、味が変わりにくくなる上、滑りの良いトロミ状にすることができますよ。

これを使って、

  • お茶
  • コーヒー
  • 味噌汁

これら全て「あんかけ状態」にします。

なんだか不思議ですが、食べる力が衰えた方にとっては、この状態が飲みやすいらしいのです。

トロミを付けるのは意外と難しい

専用の粉があるとはいえ、トロミをつけるのはコツが要ります。

もはや餅になるんじゃないかってくらいトロミつけようと思うと、熟練のテクニックが必要になりますね。

ポイントは「いかにダマにならずになめらかにつけるか」ということ。

麻婆豆腐作る時、片栗粉多すぎたり混ぜるの遅かったりして失敗したことありませんか?

そんな感じで、はじめはなかなか上手くいきます。

お茶のコップのなかで、絶妙なトロミを付けるための戦いが繰り広げられるんです!

トロミの付け方・コツ

トロミの付け方ですが、まずは先にトロミの粉を必要な量だけ入れて、後からお茶などを入れるのが一番ベーシックです。

介護師として働き始めた当初、私もそう習いました。

しかし、試行錯誤を繰り返した結果1番よかった方法はちょっと違います。

  1. まずはお茶をカップに先に入れ、その後お茶をぐるぐるとマドラーで混ぜてください。
  2. 混ぜながらコップの中で水分が流れている状態(渦を巻くように流れている状態)でトロミをイッキに投入!

この流れをスムーズに行ってください。

こうすると、中で上手くトロミの粉がダマ無く撹拌され、均一にトロミが付きます。

水の流れが自然に粉を広げてくれるようです。

まだ試したことが無い方は、ぜひマネしてみてください!

おわり

以上です(短っ!笑)。

実際、これが1番トロミが上手くつく方法でした。

 

本記事が介護を行う皆様の一助になりましたら幸いです。