【新人教育で出会ったヤバい新人介護士の話。社会経験の有無は重要…

以前私が勤めていた施設での話です。

当時私は、経験年数も3年目となり、新人教育係を任されていました。

そんな時、新しく入ってきたのが40歳のOさんという女性職員だったのですが..。

そのOさんが、かなりのクセ者だったのです。

Oさんとの出会いから退職までを書いてみたいと思います。

社会経験0の40歳Oさんとの出会い

Oさんは、

「実は、高校を卒業してから今まで、ずっと実家で家事手伝いをして暮らしていて・・・こうやってちゃんとしたお仕事をするのって初めてなんです」

「でも、いい加減このままでは駄目だと思って、初任者研修の資格もとって、この度こちらでお仕事させて頂くことになりました」

と、まさかの社会経験ゼロ!!!

家事手伝いと言えば多少聞こえは良いかもしれませんが、実質ただのニートです。

私達はその自己紹介を聞き、内心(やっていけるんだろうか・・・)と不安しかありませんでした。

そしてその不安は案の定、的中することになります。

YおじいちゃんとOさん

募る不安

当時入居者様の中に、歩行時フラつきがあるため、必ず職員が付き添わなければならないYさんというおじいちゃんが居ました。

Oさんには予め「Yさんは1人で歩くこともできますが、フラついて転倒してしまったことが今まで何回もあるので、Yさんがどこかへ行きたい様子があった時は、必ず付き添ってくださいね」

と、念を押して伝えていました。

Oさんは

「はい、分かりましたぁ~」

と、一応は理解してくれた様子。

そしてある日の昼食の時間。

OさんはYさんと同じ食卓テーブルで、入居者様たちの食事の見守りをしてもらっていました。

別の食卓テーブルで入居者様の食事の介助をしていた私は、ふとOさんの居るテーブルを見ると・・・

「えっ!Yさん、思いっきり1人で歩き始めてるやん・・・!!?」

フラフラとした足取りで、Oさんの目の前をヨタヨタ歩くYさん。

私はすぐにOさんへ

「Oさん!!Yさん1人で歩いてますよ!!早く付き添って下さい!」

と、声をかけます。

すると、ハッとした表情とともに

「ああっ、大変~!」

とYさんの元へ駆け寄っていきました。

後ほど落ち着いた頃に、Oさんへ改めて注意すると、

「すみません、疲れてボーッとしていましたぁ」

とのこと。

おいおい、大丈夫かぁ?

と、ますますOさんに対する不安が募ります。

繰り返される失敗、そして。。。

その後も、Oさんは毎日のように入居者様に薬を飲ませ忘れたり・・・

入居者様から「職員さん、ちょっと来て」

と呼ばれても、まるで気づいていなかったり・・・

頼んでおいた仕事を忘れたり・・・

と、業務中のミスが目立ち、私含め先輩職員たちがその都度、口酸っぱく注意するも

「すみません~・・・今までお仕事ってしたことがなかったから、慣れてないんですぅ」

の一点張り。

そしてついに事件が起こります。

Iさんがいない!事件発生

Oさんに、フロアの見守りをお願いしていたのですが、帰宅願望のあるIさんというおばあちゃんが居て、目を離す度に車椅子を操作してはエレベーターのほうへ向かい施設の外へ出ていこうとしてしまうため、よーく注意するよう伝えていました。

Oさん1人にフロアの見守りをお願いするのは、不安で仕方なかったのですが、その日勤務の職員は、その時間にそれぞれ会議や入浴介助などで1時間ほどフロアを離れなければならず、Oさんにお願いするしかなかったのです。

私は会議に出かけ、1時間後にフロアへ戻りました。

特にバタバタした様子もなく、入居者様たちも落ち着いていたためホッと一安心。

「Oさん、見守りありがとうございました。Iさんは今どこに居ますか?」

「Iさんですかぁ?え~と・・・、トイレじゃないですかね?」

どうもハッキリしない様子。

私は念の為、Iさんの所在確認をするためフロア内を捜索します。

しかし、どこを探してもIさんの姿がありません。

急いで他のフロアや事務所に内線をし、Iさんを見かけなかったか尋ねるも、見つからず・・・

「もしかして外に出ていったんじゃ・・・」

施設の外には、少し行くと交通量の多い大きな道路がありますので、私は顔面蒼白!

ちょうど他の職員もフロアに戻ってきたため、私は慌ててIさんを探しに施設の外へ走っていきました。

すると、ちょうど道路の手前くらいで、たまたま近くを散歩していた近所の方とお話をしているIさんを発見!!!

私「ああ、良かった・・・Iさん、みんな心配してるからそろそろ戻ろうね」

Iさん「そう?じゃあ帰りますか」

そんなこんなで無事、Iさんを施設へ連れて帰り、この件を主任へ報告。

一方その頃Oさんは

命に関わる重大案件なので、すぐさまOさんへ厳重注意をすることに。

Oさんの姿を探すも、

「あれ?Oさんが居ない・・・」

他の職員に尋ねると、Oさんは退勤時間になると同時にさっさと帰宅してしまったとのこと!!!

「もう許さん!!!」

この件は、上司から所長へと報告してもらい、数日後Oさんはこれまでの職務怠慢の数と、まだ使用期間中であったことを考慮し、解雇となりました。

 

以上、恐るべし箱入り娘(40歳)のお話でした 汗

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