パワハラ先輩介護士に絶望。昇進や役職が付くと人格が変わる?

私が今の介護施設に入社して5年経ちます。

入社当時、その施設にはSさんというベテランの先輩女性介護職員が居ました。

この方、当初はとても良い先輩で多くのことを教えてくださったのですが..

いつしかSさんは変わってしまい「ヤバい社員」と言われるようになりました。

その経緯やエピソードを書いてみたいと思います。

優しい介護士の先輩Sさんが上司に

当時の年齢は、私が24歳、Sさんが35歳くらいだったかと記憶しています。

Sさんは、後輩に対してとにかく面倒見がよく、いつも

「困ったことがあったら、いつでも遠慮しないで言ってね!」

と、優しく声をかけてくれ、上司からキツく注意をされて辛かったときも

「みんな、あなたに期待してるから、厳しくなっちゃうだけだよ。この経験を活かして、デキる介護士になってね!」

と、明るく励ましてくれ、いつも本当に頼りになる先輩でした。

そして、翌年Sさんが主任へ昇進することが決まり、

「Sさんが上司になるなんて、本当に嬉しいです!ずっと着いていきます!」

と、本当に嬉しく思いました。

パワハラ上司に変わっていく先輩

気のせいかな?

しかし、時間が経つにつれ、Sさんは変わっていってしまったのです。

私が新人職員に入居者様のトイレ介助の見学をさせていた時、その様子を見たSさんが

「まさか新人さんにいきなり入居者さんのお尻拭かせてるんじゃないよね!?」

と、大きな声で怒鳴り、去っていったのです。

Sさんが怒っている姿など、これまで一度も見たことがなかった私は、心の底から驚きました。

もちろん、新人さんはまだ介助に入れないため、そんなことはさせてません。

そのことを後から、きちんと説明すると

「それなら良いです」

と、何故か事務的な応対・・・。

人が変わったかのようなSさんの言動に、私は戸惑いを隠しきれませんでしたが、

「ちょっとイライラしてたのかな?」

と、その時はあまり気にしないようにしていました。

事あるごとに責められる

しかし、その後もSさんは、事あるごとに私を含めた後輩職員たちに対し

「もっと効率よく動けないですか?時間の無駄ですよ」

「あなた、入ってもう3ヶ月経つのにまだ入居者さんのADLも把握していないんですか?」

「最近の新人さんたちは、どうしてこうも要領の悪い人たちが多いのかしら」

と、職員のことをバカにするような発言が少しずつ増えていき、みんなウンザリしていました。

そのうちに、入居者様の対応方針について、昨日はこう言っていたのに、今日はまるっきり逆のことを言い始めるなど・・・

Sさんの言動に矛盾が見られるようになってきたのです。

そうなると、現場は混乱しまくり!!!

Sさんの言動に振り回される日々に私達は辟易していました・・・。

若い男性職員VSパワハラ先輩

そして、ある日のことです。

私の後輩に、Kくんという22歳の若い男性職員がいました。

Kくんは、おむつ交換や入浴介助、就寝介助など、何をするにもとてもゆっくりな子なのですが、その分入居者様への接し方はとても優しいですし、オムツの当て方もとても綺麗で、介助が丁寧な子でした。

Sさんも、Kくんが入った当初は

「あの子は、ちょっとのんびりさんかもしれないけれど、その分介助がすごく丁寧だし、喋り方も優しいから現場になくてはならない存在。

大事に育てようね」

と話していたのですが、そんなKくんのおむつ交換にかかるスピードがあまりにも遅いと、Sさんが説教を始めたのです。

「Kくん、そんなに仕事が遅いんじゃ臨機応変な対応が求められるこの現場では正直言って、足手まといの何者でもないよ。

もっと早く動けるようになってちょうだい」

Kくんは相当落ち込んでいましたが、

「はい、頑張ります」

と、返事をしていました。

そして次の日。

Sさんからの説教でプレッシャーを感じてしまったのか、Kくんは入居者様のトイレ介助をせかせかと頑張ってこなしていました。

しかし、その焦りが仇となってしまい、とある入居者様を転倒させてしまったのです。

幸い、特に怪我もなくその入居者様は無事だったのですが、その事故を耳にしたSさんから雷がおちます。

「介護はスピード重視でやるもんじゃないでしょう!!!入居者様と関わるときは、丁寧な対応が基本よ!!!そんなことも分からなかったの!!?」

Sさんの矛盾した発言に、一同唖然としてしまいます。

現場を混乱させるSさんは異動に

Sさんのせいで現場は常に混乱状態であるため、ついにユニットリーダーが所長の元へ、この現状について相談しに行きました。

そして、その数ヶ月後にSさんは別の施設へ異動になることに。

こんどは役職なしです。

なぜSさんは変わってしまったのか

後から聞いた話によると、Sさんは自分に役職がついて下からは頼りにされ、

上からは会社の経営のことも視野に入れながら職員の指導をするよう言われていたため、

その両サイドからの重圧に耐えられなくなり、次第に人格が破綻していってしまったようでした。

Sさんは確かに現場に混乱を招く存在ではありましたが、

働いていて毎日辛かっただろうなと思います。

昇進が必ずも人を幸せにするとは限らないんですね。

 

自分もそうですが、皆様が昇進したり役職がついた時、Sさんのことを思い出していただければ幸いです。

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