介護福祉士に指図する自信過剰クレーマーの話。プロを信頼できない?

私が体験した、最強のクレーマーは、認知症で全介助が必要な利用者さん(女性)の息子です。

その利用者さんは、90歳代で身体機能も低下していましたが、認知症もかなり進行していたため、生活すべてにおいて、私たち介護福祉士の介護が必要な状態でした。

言葉を話すことも、理解もできないような状態でしたが、息子の名前だけは覚えていて、息子が面会に来ていなくても、息子の名前を呼ぶような利用者さんでした。

施設に入所する前は、息子が自宅で介護をしていたようで、息子に頼っていたのかもしれません。

そんな、息子が、意思疎通ができない利用者さんの介護について、私たち介護福祉士にあれこれと指示してくるのです。

今回はそのエピソードを書いてみたいと思います。

食事に指示を出す息子

まず、食事についてです。

認知症の進行や身体機能の低下から、食事形態はムース食を食べていた利用者さん。

もちろん、飲み物はとろみをつけて、誤飲しないように注意して介助していました。

また、なかなか口をあけてくれない利用者さんの介助に、私たちも苦戦していました。

そんな状態で、食事介助をしていると、息子は毎日私たちの横で、まるで監視しているかのように、見ているのです。

利用者さんの口が開いたタイミングで、ご飯を口に入れると、

「今、喋ろうとしたかもしれないのに。」

「無理やり入れて、かわいそう」

という言葉を言ってきます。

そのわりには、

「これもお母さんに食べさせて」

と言って、スイカなどの果物を持参してくるのです。

ムース食を食べているから、果物の水分にとろみをつけて、食べさせようとすると、

「とろみは、つけないで、そのまま切ってあげてくだい」

というのです。

そんなこと、もちろん怖くてできません。

看護師に相談し、看護師から息子に話をしてもらっても、息子は大丈夫と聞く耳をもちません。

結局は無理やり。。

私たちが、食べさせないならと息子が勝手に、利用者さんに食べさせて案の定、利用者さんは、むせ込みます。

移乗介助にも口を出す

他にも、介護福祉士2名対応で、利用者さんの移乗介助を行っているのですが、

移動したい時に息子は我々に

「お母さんを起こしてください」

と言います。

それはもちろん良いのですが..

「わかりました。お待ちください。」

と返答しますが、他利用者の対応もしているため、介護福祉士が2名そろうまでに、少し時間がかかる場合がありますよね。

それを

「まだですか」

「すぐきてください」

と、催促するのです。

その度に毎回、職員が少ないことを説明しますが、何でもかんでもお母さんを一番にしてくれないと気が済まない息子なのです。

私たちは、毎その息子に振り回されます。

どこまで許容すべきなのか..

この手の「うちの母を(父を)最優先しろ」というタイプの利用者ってどこの介護施設にもいると思うのですが、みなさんはどのように対処されているのでしょうか?

身内への愛故にそのような発想になるのでしょうからこちらも強く言えないのが辛いですね~..

まぁ上司に言っても無駄でしょうから、やはり耐えるのみ、ですね笑。

 

介護士のみなさん、お互い色々ありますが頑張って行きましょう。

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