介護士は腰痛になりやすい。腰への負担を減らす方法【ヘルニアになる前に】

ヘルニアを発症した私が腰痛の対処方法を語ります

私は現役の介護士ですが、腰と首のヘルニアになってしまいました。

経験者だから言えるのですが、ヘルニアを発症したら本当に大変です。

ヘルニアは時間ごとに徐々に悪化をし、痛みは日増しに酷くなります。

私がこれまで腰痛を解決するためにやってきたことや、ヘルニアを発症しないために気をつけるべきポイントを書いてみたいと思います。

また、ヘルニアを発症してからも介護の仕事は続けられるのか?という点についても後半に詳細いたします。

介護に腰痛など腰のトラブルは付き物。

介護の世界では腰のトラブルが付き物ですよね。

例えば、次のような介護業務…

  • 車いす介助
  • 風呂介助
  • 臥床介助
  • 体位交換介助

これら一般的な介助は、全て腰にダメージを蓄積させてしまいます。

普通の腰痛もしんどいですが、さらに気をつけなければいけない病気があります。

それは「ヘルニア」です。

私は普通の腰痛から「椎間板ヘルニア」と呼ばれる、神経を圧迫する病気になってしまいました。

こうなると、もう経過観察では治癒できません、手術をともなう病気になります。

しかも首までヘルニアになってしまいました‥。

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いやぁ本当にヘルニアはキツイです。痛すぎて力が入りません。首を回すのも地獄でございます..。

それでも休めない介護の世界

腰が痛くても、首が痛くても、それでも介助を日々こなさなければいけないのが介護業界。

自分が体を使わなければ、ご老人は起き上がることもできない。

「腰が痛いけど業務は外せない」

「腰のせいで介護を辞めたくない」

そんな方も多いことでしょう。

以下より、腰痛と戦いながら、介護を続けて乗り切っていく対処法と解決法をご紹介します。

重度、ヘルニアの方は休んでください

まず言いたいのですが、すでにヘルニアを発症しちゃった方。

腰痛がかなり進行して体に力が入らないレベルの方。

そういった重度の方には休養が必要です。

介護業務中に腰に激痛が走った時が「ヘルニア」のサイン。

ヘルニアが悪化すると直立の姿勢が取れなくなり介護どころではなくなります。

一生介護業務はもちろん、起き上がることも困難になる可能性だってあります。

早退してでも、まず整形外科に通院してください。

経験者だから言えるのですが、ヘルニアは時間ごとに徐々に悪化をし、痛みは日増しに酷くなります。

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う~ん、しんどいけど大丈夫。整体行ったら治る。

その一言から治療の遅延を招きます。

絶対に休めない場合は

それでも時間がなく治療ができない、という方もいるでしょう。

その場合は出来るだけ身体介護を避け、腰への負担が最小限になるよう配慮しましょう。

また、腰を起点とした介護は避けるべきです。

腰痛を解決するには

私は医者ではないであくまで経験上の話とお断りさせていただきますが..

腰痛にお悩みの方は、以下のような方法で腰の負担を軽減し、介護業務と向き合っていくことをおすすめします。

  1. 身体介護以外の介護業務を担当する
  2. 腰に負担のかからない介助姿勢を取る
  3. 仲間の助けを求める
  4. 手先だけの介助技術を行わない
  5. 全身で力の受け身を取る介助技術を取る

難しそうでしょうか?

技術的に腰に負担がかからないよう環境を変えることができれば、介護業界を去る必要は無いのです。

まず疑うべきなのは、腰痛を発症している時点で介助技術に問題がある可能性があるという点です。

腰に負担のかからない姿勢を取れているか、自問自答してみましょう。

意識を変えるだけで、腰の位置や足の幅、手の高さを調整し、介助の場面に応じた介助技術が取れるようになります。

最も腰に負担となる業務は車椅子移乗とベッド上の介助

個人的に、最も腰に響く作業だと思うのは車いすの移乗とベッド上での介助だと思います。

これらは上手い熟練の介護士でもキツい介助ですが、経験の浅い人はさらに苦労することになります。

技術的に熟練していない人は勢いと力任せにこれらの介護作業を行いがちなので、基底面積の取り方(自分への負担軽減をするために、足の開き方や向き方を考えることで重心のバランスを広くとること)を間違えてしまい、腰に大きな負担がかかる為です。

結果として、たちまち腰を痛めます。

まずは腰に負担がかかりにくいような介助方法を学ぶことも重要です。

重心の下半身へのバランスを考えて技術を実践するよう気をつけましょう。

私が腰痛問題を解決した方法

いろいろ書いてきましたが、そんな私は腰痛を放置してしまった人間です。

かつて腰と首のヘルニアを患って大変な思いをしました。

しかし、私は今も介護職を続けることができています。

現在の施設や企業を変えるという選択

私が介護を続けていられるのは、ヘルニアを発症するまで体を酷使することになった施設を見限ったからです。

転職前の施設では私の腰の状態など全く考慮せずハードな仕事をたくさん任せられました。

どんどんと症状が悪くなっていき、痛みは日増しに強くなりました。

再三、上長に「休養したい」と申し出ましたが却下されたため、そこで退職を決意。

 

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この会社に居続ける限り、労働環境は変えられないだろう..。体が壊れたら一生困る、マジでやばい。

上司に退職願を叩きつけ、晴れて自由の身となりました。

まずは、ヘルニアの手術をして完治まで療養。

それから落ち着いて転職活動をはじめました。

次の職場までの6ヶ月くらいは失業手当だけしか入るお金が無かったので、できるだけ貯金しておいてよかった..と思いました。

転職活動では転職エージェントを利用した

ヘルニアの手術をして、一ヶ月入院の後に転職活動を再開し、今の施設にたどり着きました。

ハローワークには行けなかったのでネットの介護転職サイト(転職エージェント)に登録して職場を紹介してもらいました。

担当者に正直に自分の体のことを話したところ、親身になって聞いてくれたのは高ポイントでしたね。

一緒に腰痛を理解した上で雇ってくれる施設を探しました。

今の世の中、無職になっても起き上がれるような仕組みがたくさんあるのです..。

そして無事、とある大手の介護施設に就職。

今は腰への負担が最小限に抑えた環境で働くことができています。

事務作業7割、2割が力仕事以外、1割が力仕事って感じです。

前職と比べると、ここがどれほど天国か!

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転職してよかったーー!!

あかね
(管理人)

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まとめ

まとめると、介護士の方が腰痛、ヘルニアを発症した際の対処法は以下のようになります。

ヘルニアの場合

  1. 整形外科にかかる
  2. 長期間の休養をもらう
  3. ヘルニアは完全に治ることはないので、病状を上長に伝え環境を整えてもらう

環境を変えてくれない場合や、休めない場合は一度退職してからしっかりと休み、介護転職サイトなどを使って在宅で転職活動を進めながら休養します。

無理な環境で業務を強行する事は避けてください。

ヘルニアではない場合

  1. ヘルニアを発症していないか検査する
  2. 身体介護以外の介護業務を担当する
  3. 腰に負担のかからない介助姿勢を取る
  4. 仲間の助けを求める
  5. 手先だけの介助技術を行わない
  6. 全身で力の受け身を取る介助技術を取る

転職するならヘルニアになる前に

前述の通り、腰に過度な負担をかけないような技術を身につけることが大前提です。

しかし、要介護4.5以上の利用者が多い場合など、どれだけ気をつけても日々の労働がハードすぎて、腰を壊滅的に痛めてしまう事があります

最悪の場合はヘルニアを発症し、現場復帰が困難になります。

「このままだとマズイ」

と感じたら、手遅れになる前にできるだけ早く職場改善に動き出しましょう。

私はデイサービスを選んだ

私も長年腰痛に悩み、過去に2度の転職を経験しています。。

最終的にたどり着いたのは「デイサービス」でした。

これまでの介護技術やキャリアを活かしながらも、腰の負担となるような介助は最低限に抑えられるからです。

ご存知の通り、デイサービスはどちらかと言うと事務作業の方が多いくらいなので、現場でバリバリに力仕事をするわけではないのです。

↓その他の施設について↓

介護施設の種類について

介護業界には多様な介護施設があり、それぞれに特徴や受け入れ条件・運営母体の違いがあります。

代表的な施設としては、以下のようなものがあります。

  • 介護付有料老人ホーム/○
  • 住宅型有料老人ホーム/○
  • グループホーム/○
  • サービス付き高齢者住宅/○
  • 健康型有料老人ホーム/○
  • 高齢者専用賃貸住宅/○
  • 高齢者向け優良賃貸住宅/○
  • シニア向け分譲マンション/○
  • 特別養護老人ホーム/△
  • 介護老人保健施設/△
  • 介護療養型医療施設/△
  • 軽費老人ホーム/△
  • ケアハウス/△

○・・民間が運営 △・・公的施設が運営

さいごに 〜身体は宝物〜

介護業務を行う上で一番大事にしないといけないことはどのような事でしょうか。

  • 利用者のこと
  • 介護技術
  • 連携
  • 職場の雰囲気

などなど‥

介護従事者にこの質問をぶつけると多種多様な答えが色々返ってきます。

しかし、そんな中でも見落とされがちなことがあります、

それは、「自分の健康」です。

  1. 健康でなければ勤務ができません。
  2. 健康でなければ介護ができません。
  3. 丈夫でなければ介護技術が発揮されません。

「腰」のトラブルが特に多い介護業界。

身体は一つしかない宝物です。

 

目先の仕事で無理するより、人生をどう生きるのか‥と長いスパンで考えることが大切だと思います。

 

本記事が腰痛に悩む皆様の参考になりましたら幸いです。

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